0分。ブラジルのネイマールがオーバーラップしてきた左サイドのマルセロにパス。しかしマルセロはなんでもないパスをトラップできませんでした。もしもトラップできていたら様々な選択肢が可能だったのでもったいないシーン。
2分。コロンビアの中盤からクサビが蹴られますが、前線の選手がもらいに行かず前に行ってしまったのでルイスにクリアされてしまいました。
4分。アタッキングサードにいたコロンビアのロドリゲスにクサビ。ロドリゲスは背後からマークにつかれながらも前を向き、ボックス中央の味方にスルーパスを送ります。しかし軽くインターセプトされてしまいました。
たしかに通れば決定的チャンスですが、1点ビハインドの後半なのでボックス右の味方へのパスのほうが無難だと思います。
7分。オーバーラップしたブラジルのマルセロにパスが渡ります。マルセロはひとり抜いて左サイドを突破してからハイクロス。しかしオスピナにキャッチされてしまいました。
パスが蹴られた瞬間、前線の味方は敵と横に並んでいたので、マルセロはワンタッチでアーリークロスを送ったほうが怖い攻撃になったと思います。
22分。ブラジルのFK。CBながらFKの名手であるルイスが、正面からの難しいFKを無回転シュートでたたきこんで追加点!今大会を代表するスーパーゴールです。
25分。コロンビアのロドリゲスがボックス中央を狙う味方へループパス。相変わらずファンタジーあふれるプレーですが、惜しくもGKセザールに止められてしまいました。しかし、読んでカットできる可能性がある敵はひとりだけだったので、普通にグラウンダーのスルーパスでもよかったと思います。少しもったいないシーン。
27分。ブラジルのネイマールがバイタルエリアからミドルシュート。しかしゴール左にはずれてしまいました。角度的に難しいと思いますが、左でフリーでいたマルセロに合わせたスルーパスで、ボックス左をえぐる展開を狙ったもよかったと思います。
31分。バイタルエリアにいたコロンビアのロドリゲスが、ヨコパスをツータッチでボックス右で裏を狙うバッカに渋いスルーパス。意表をつかれたブラジルのDFとセザールは急いで反応しますが痛恨のファール。PKをロドリゲスがきめて1点差に。
40分。コロンビアのCK。ブラジルの選手がクリアしたボールを自陣右のネイマールが胸トラップしようとしたとき、今大会最大の事件が起こります。コロンビアの右SB・スニガがネイマールの背中の飛び膝蹴りを見舞ったのです。
ネイマールは担架に運ばれて退場、スニガはなんとノーファール。スニガはクリアボールを一応ジャンピングヘッドしようとしたのでしょうが、ボールの軌道的に明らかに間に合わないのは明白。点差や時間帯などの要素を考えても、完全な故意によるラフプレーです。
結局、ネイマールは重傷を負って大会を去り、スニガは試合後、電話で直接謝罪したらしいですが、口だけならなんとでもいえます。審判の死角でのプレーだったとはいえ、あれはぜったいに許されざる行為です。
結果 2━1でブラジルの勝利
ベストプレーヤー━━攻守の主役の座をかっさらってしまったブラジルのルイス