2014年ブラジルワールドカップ決勝【ドイツvsアルゼンチン】前半 | ギタリスター誕生~ギター500年の歴史がここから変わる~

 3分。アルゼンチンのカウンター。ラベッシがアタッキングサード右から、ふたりの敵にマークにつかれている前の味方にスルーパス。カットされてしまいますが、後ろから走ってきたイグアインにクリアボールが運良く当たり、イグアインはボックス右深くに侵入してシュートまで持っていきます。しかしゴール左にはずれてしまいました。

 

 

 明らかに角度がなく、ボックス内に味方もいなかったので、イグアインはいったんためをつくってから展開をはかるべきだったと思います。また、前の味方にスルーパスを選択したラベッシも、可能ならループパスを狙ってほしかったです。

 

 

 8分。アルゼンチンのメッシが緩急をつけたドリブルでひとりをかわして右サイドを突破。ボックス右深くに侵入してプルバックを送ります。しかしボックス内の味方には通りませんでした。

 

 

 パスを送った味方の前には明らかに敵がいたので、ゴールエリアにポジショニングしていた味方が押し込んでくれることを期待して、ノイアーの足元へのシュートのほうがよかったと思います。

 

 

 9分。アルゼンチンがスルーパスでボックス右をえぐり、プルバックを送ることに成功。しかしボックスに走り込んできた味方に惜しくも合いませんでした。

 

 

 11分。アルゼンチンのラベッシがひとりをかわして右サイドを突破し高速クロス。しかし味方が飛び込めないコースだったので、ノイアーに軽くキャッチされてしまいました。ファーに味方はいませんでしたが、ファーへの浮き球クロスのほうがチャンスは続いたと思います。

 

 

 20分。ドイツのバックパスが、最終ライン裏のアルゼンチンFWイグアインへのプレゼントパスになってしまいます。

 

 

 プレゼントパスを受け取ったイグアインはペナルティアークからダイレクトのミドルシュート。しかしゴール左にはずれてしまいました。

 

 

 ノイアーはゴールエリアから飛び出していなかったので、イグアインはダイレクトシュートではなくファーストタッチコントロールで軽くボールを前に出し、ノイアーとより1対1に近い状況をつくり出してからシュートを狙ったほうがよかったと思います。イグアインは棚から牡丹餅のようなまたとない大チャンスをものにできませんでした。

 

 

 31分。ドイツはクラマーの負傷でシュールレが投入されます。

 

 

 34分。アルゼンチンのラベッシがドリブルで4人ほどをひきつけてからメッシにパス。受け取ったメッシはゆったりしたドリブルでバイタルエリアに侵入。しかし、その間に4人に囲まれ、メッシはボックス中央に走り込む味方へスルーパスを送りますがカットされてしまいました。もっと早いタイミングで左にフリーでいたラベッシにパスすれば、ラベッシとノイアーの1対1の状況をつくれたと思います。

 

 

 39分。アルゼンチンの中盤からのミドルパスが、右サイド裏のメッシに通ります。メッシはボックス右に侵入しますが、背後からの敵に足を出されてボールロスト。こぼれ球もクリアされてしまいました。

 

 

 42分。ドイツのショートカウンター。バイタルエリア中央のエジルが3人をひきつけてから左のクロースに展開。クロースはダイレクトでミドルシュートを放ちますがロメロの正面でした。

   

 

 

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