2014年ブラジルワールドカップ準決勝【アルゼンチンvsオランダ】後半 | ギタリスター誕生~ギター500年の歴史がここから変わる~

 6分。アルゼンチンのショートカウンター。メッシがドリブルでボックス左への侵入を狙いますが、4人の敵に囲まれて失敗に終わりました。左右に味方はいたものの、質のいいパスを送れるポジショニングではなかったのでしかたがないプレーです。

 

 
 8分。オランダのロッベンがドリブルでバイタルエリアに入りますが、サンドでボールを奪われてしまいました。左前方に敵がいて右前方に味方がいたいうのに、味方へのパスではなく左へのドリブルを選択した明らかな判断ミスです。

 

 
 10分。アルゼンチンの選手が3人をかわして右サイドを突破し、バイタルエリア中央のメッシにヨコパス。目の前のフラールを抜き去ればペナルティーエリア中央がぽっかり空いているので、メッシの決定力をもってすれば確実に1点もののシーン。しかしフラールが足を出してボール奪取に成功。メッシの突破をフラールがひとりで止める値千金のディフェンス。

 

 
 13分。オランダのタテパスはそれまでことごとくインターセプトされていたのですが、ようやくフラールからのタテパスがバイタルエリアでフリーのスナイデルに通ります。スナイデルは前を向いてからファン・ペルシーにスルーパスを送るのですが、そのプレーはあまりに雑な印象でした。敵が3人もいたので、もっとじっくり敵とファン・ペルシーの動きを見てからパスすべきだと思います。

 

 
 15分。オランダのショートカウンター。ロッベンからパスを受けたヤンマートがトラップしてバイタルエリア右に入ろうとしますが、敵に囲まれて失敗に終わりました。トラップではなく、ワンタッチで左を走る味方へのパスのほうがよかったと思います。

 

 
 30分。オランダのロッベンがアタッキングサードから左のスナイデルにパス。しかしスナイデルは左足インサイドで右側にトラップしたがためにマークにつかれてしまいました。前方にはスペースがあり、ロッベンからのパスも強いものではなかったので、トラップせずスルーして左サイドをえぐったほうがよかったと思います。

 

 
 42分。アルゼンチンのマスチェラーノがドリブルでバイタルエリアに侵入。3人の味方が裏を狙う状況で、マスチェラーノは中央の味方へのスルーパスを選択します。しかし目の前の敵にあっさりカットされてしまいました。少し単純な選択肢だったかもしれません。

 

 
 パスの難度は上がりますが、ボックス右を狙う味方へのパスのほうがカットされる危険性は低かったと思います。近くの敵もボックス中央を向いていたので狙ってほしかったです。

 

 
 45分。オランダのカイトがバイタルエリアのロッベンにタテパス。ロッベンは3人を抜いてボックスに侵入してシュートを狙いますが、戻ったマスチェラーノのスライディングに阻止されてしまいました。後半終了間際、ロッベンの個人技できまったかと思われましたが……。

 

 

 

目次へ

蹴球革命へ