2014年ブラジルワールドカップ決勝トーナメント1回戦【ベルギーvsアメリカ】後半 | ギタリスター誕生~ギター500年の歴史がここから変わる~

 12分。アメリカの選手が左サイドからクロス。クリアミスのボールがボックス右のズシのところに行き、ズシはダイレクトシュートを打ちますが敵に背中で止められました。

 

 
 敵が目の前から背中を向けてブロックにくるのはわかりきっていたので、ファーストタッチコントロールで冷静にかわしてからシュートしてほしかったです。

 

 
 14分。ベルギーのオリジが3人をかわして左サイドをえぐり高速クロス。それをメルテンスがヒールシュートを狙いますが失敗に終わりました。メルテンスはシュートではなくスルーして、奥の味方を使う選択肢もあったと思います。

 

 
 15分。アメリカのイェドリンがボックスに走り込んできたブラッドリーにグラウンダークロス。ブラッドリーは背後からのマーカーを意識してトラップせずにスルーを選択。好判断だと思いますが、スルーしたボールが背後からのマーカーの足に当たって連係が止まってしまいました。

 

 
 28分。アメリカのデンプシーがバイタルエリアからミドルシュート。枠に飛びはしましたが止められてしまいました。ボックス左の味方へのスルーパスもあったと思います。

 

 
 30分。ベルギーのカウンター。アザールから半身でタテパスを受けたオリジが、背後からのマークをかわしてクールに裏へスルーパス。こんなプレーができる19歳、日本にはいません。

 

 
 オリジからの極上のラストパスを受けたミララスはハワードと1対1。左足インサイドでグラウンダーシュートを打ちますが左足1本のビッグセーブに止められてしまいました。ループ気味のシュートだったらまちがいなく1点のシーンでした。

 

 
 33分。ベルギーの選手がふたりをかわして右サイドをえぐりプルバック。ボックスのフェライニには合いませんでしたが、後ろで待ち構えていたアザールがゴール右へダイレクトシュート。しかし、それもハワードに止められてしまいました。

 

 
 34分。アメリカのビーズリーがボックス左からワンタッチで高速クロス。しかし失敗に終わりました。

 

 
 ボックス内のふたりの味方は敵と横に並んでいなかったので、高速クロスを上げてもシュートはできません。パスを受けた瞬間、まだ前にスペースはあったので、トラップからマーカーと勝負して抜き去ってからクロスを上げたほうがよかったと思います。

  

 
 直後、ベルギーのカウンター。ミララスがアタッキングサードまでボールを運び、自力で突破を試みますが失敗に終わりました。前の敵にタテパスを警戒されてはいましたが、前の味方へのスルーパスで右サイドをえぐる攻めをしてほしかったです。

 

 
 36分。アメリカのイェドリンが右サイド深くからプルバック。ジョーンズがボックスに走り込みましたが、パスがグラウンダーではなくややバウンドしたものだったのでダイレクトシュートできず。惜しいシーン。

 

 
 39分。ベルギーのアザールがオリジへクサビ。その後、アザールは敵がふたりいるほうに走ったのでワンツー狙いではありません。

 

 
 パスを受けたオリジはバイタルエリアに向いてミドルシュート。しかしハワードの正面でした。裏を狙っていたアザールへのスルーパスを試みてほしかったです。

 

 
 42分。ベルギーのカウンター。デ・ブルイネがアタッキングサード左で3人をひきつけてから左を走るアザールへラストパス。

 

 
 右からスライディングがくるのでファーへのシュートはダメ。ハワードのポジショニングもいいのでニアにシュートしても可能性は低い。アザールは一応ニア目がけてシュートしましたが枠に飛びませんでした。1番難しい“ニアの上”を落ち着いて狙える状況だったらきまっていたかもしれません。

 

 

 

目次へ

蹴球革命へ