2014年ブラジルワールドカップ決勝トーナメント1回戦【ベルギーvsアメリカ】前半 | ギタリスター誕生~ギター500年の歴史がここから変わる~

 史上2度目のベスト8を目指すベルギーと、史上初のベスト8を狙うアメリカの一戦。

 

 
 0分。ベルギーのデ・ブルイネがグラウンダーのアーリークロス。それをオリジがワントラップからファーへシュート。GKハワードに右足1本で止められましたが、ベルギーいきなりの大チャンスでした。

 

 
 1分。ベルギーのデ・ブルイネがドリブルでバイタルエリアに侵入。シュートを打ちますが敵に囲まれて止められてしまいました。

 

 
 もっと早くハワードにはじかせる目的のミドルシュートを打つべきだと思いました。ワントップのオリジのポジショニングもよかったので、怖い攻撃になったと思います。

 

 
 3分。アメリカのキャメロンが中盤から裏へスルーパス。しかし前線の味方はそれをスルーし、ズシが長い距離を走ってボールを追いかけることになってしまいました。スルーせず止めて、そこから走ってきたズシへのスルーパスのほうがよかったと思います。

 

 
 4分。アメリカのカウンター。中盤の選手が前を走るデンプシーにスルーパス。しかし1対3の状況になってしまうので難度の高い攻撃でした。無難に左のフリーの味方へのパスでよかったと思います。

 

 
 6分。アメリカのブラッドリーが無人のバイタルエリア中央にパス。そこに走り込んだ選手がボックス右の味方にフリックパスを送りますがカットされてしまいました。

 

 
 しかし、たとえトラップしたとしても、傑出したドリブラーでない限りチャンスはつくれそうになかったのでいい判断だったと思います。 

 

 
 17分。アメリカの選手がボールを持ってアタッキングサードへ。そこから左を走る味方にアーリークロスっぽいパスを送りますがカットされてしまいました。前方の敵CB間にいた味方へのスルーパスもあったと思いますが、無難な判断だと思います。

 

 
 20分。ベルギーのアザールがバイタルエリアにドリブルでつっこんで行きますが失敗に終わりました。もっと早めにボックス左のフェライニにスルーパスを送ったほうがよかったと思います。

 

 
 22分。ベルギーのカウンター。ボールホルダーがバイタルエリアから左のデ・ブルイネにラストパス。デ・ブルイネはファーストタッチコントロールで右からきた敵をかわしてシュートしますが、コースがないニアに蹴ってしまいました。痛恨の判断ミス。ニアではなくファーに打っていたらきまっていた可能性は高いと思います。

 

 
 25分。左サイドにいたベルギーのアザールが、デ・ブルイネからのパスをクールにワンタッチスルーパス。それがオーバーラップしていたヴェルトンゲンに通ります。ヴェルトンゲンはボックス左にフリーで侵入し、スライディングで邪魔されながらも高速クロスを上げましたがクリアされてしまいました。ワンテンポ速くクロスを上げていれば得点につながったと思います。ボックス中央にフェライニも待ち構えていたのでもったいないシーン。

 

 
 28分。アメリカのカウンター。中盤右の選手が前を走るデンプシーにループパス。しかし敵に囲まれて失敗に終わりました。

 

 
 マークにつかれていたデンプシーではなく、中央をフリーで走っていた味方にロングパスを出すべき場面でした。パスが通ればGKクルトワと1対1です。視覚的にその選手が見えなかったのかもしれませんが、アメリカは1点を損してしまいました。

 

 
 33分。アメリカのデンプシーがアタッキングサードから右の味方へトリッキーなワンタッチパス。しかしうまくコントロールできずにボールロスト。ルーズボールをオーバーラップしてきたイェドリンが奪おうとしますがファーストタッチが大きすぎて失敗に終わりました。

  

 
 もしもデンプシーからワンタッチパスを送られた選手がピタッとトラップすることができていたら、デンプシーへのスルーパスなど様々な攻撃が可能でした。

 

 
 37分。ベルギーの選手がボールを持ってバイタルエリアに入りましたが、なかなか次の行動に移りません。やがて敵に寄せられてようやく左前方の味方にパスを出しましたが、最終ラインの選手間のギャップが空いていたのでもっと早く裏へスルーパスを出すべきだと思いました。

 

 
 40分。アメリカのデンプシーのゴールエリアへのおとりの動きでボックス中央が空き、そこに右サイドのイェドリンがプルバック。上がってきた選手がダイレクトでシュートしますがきまりませんでした。しかしイェドリンのプレーはすぐれたものでした。

 

 
 45分。ベルギーのカウンター。オリジがボールを持ってバイタルエリアに侵入。メルテンスがボックス右へダイアゴナルランしますが、オリジは中央のデ・ブルイネへのヨコパスを選択します。そしてデ・ブルイネはダイレクトでミドルシュート。おもしろいアイディアではありますが、メルテンスへのスルーパスが通っていればハワードと1対1の状況がつくれたかもしれません。オリジの前のマーカーは右へのパスを警戒する姿勢ではあったものの、狙ってみてほしかったです。

 

 

 

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