2014年ブラジルワールドカップ グループC【ギリシャvsザックジャパン】後半 | ギタリスター誕生~ギター500年の歴史がここから変わる~

 後半、長谷部と遠藤が交替されます。

 

 

 4分。山口がダイアゴナルランで裏を狙う岡崎にミドルループパスを送りますが失敗。大迫がマークをはずしてクサビをもらいたがっていたので、無難に行くなら大迫を使うべきでした。

 

 

 11分。大迫と香川が交替されます。ポジションは岡崎のワントップ、香川が左サイドアタッカー、大久保が右サイドアタッカーとなります。

 

 

 22分。香川が右サイドの裏を狙う内田に正確なミドルパス。それを内田がワンタッチでボックス内にグラウンダークロス。しかしポールは中央を通り抜け、ファーの大久保がなんとか反応してシュートを打ちますが枠に飛びませんでした。

 

 

 もともとファーの大久保を狙ったパスではなかったとはいえ、この試合最大の決定機を逃してしまいました。

 

 

 タラレバになりますが、内田はワンタッチクロスではなく、トラップからのクロスというものを選択できなかったのでしょうか?技術的にかなり難しくなりますが、もしもそれができていればというシーンでした。また、ボックス中央を走っていた岡崎が、途中急に右斜めへ方向転換してしまいました。そのまま前方に走り込んでいれば内田のクロスに合わせられたかもしれません。

 

 

 31分。大久保が豪快なミドルシュートを放ちます。敵GKは外にはじくのやっと。CKを得ます。

 

 

 が、ここにきてついに大久保のエゴイズムがマイナスに働いてきたなと感じました。

 

 

 大久保がミドルを打ったとき、右サイドを内田がオーバーラップしていたのです。その内田に大久保がスルーパスを送り、内田が中央の岡崎へラストパス━━という展開のほうが可能性は高かったと思います。

 

 

 36分。右サイドをオーバーラップした内田が敵をかわしてボックスに侵入。そこから遠藤へプルバックを送ります。しかし不運にも審判が邪魔になり、パスの角度がややずれてしまいました。

 

 

 40分頃から吉田を前線に上げてのパワープレーが開始されます。

 

 

 46分。遠藤がボックス内の吉田にロングボールを送り、それを吉田が絶妙のところに落とします。しかし大久保が痛恨のコントロールミス。シュートまでは行けませんでした。

 

 

 結局、スコアレスドローでタイムアップ。ギリシャはエースの点取り屋はいない、ひとり少ない━━これだけの条件が揃っておきながら日本は勝つことができませんでした。

 

 

 しかし、コートジボワールはコロンビアに敗れたので、第3戦で日本がコロンビアに勝ちさえすれば、まだグループステージ突破への希望は残ります。 

 

 

 コロンビア戦が地上波で放送されるのはテレ朝。解説はもちろんセルジオ・松木の黄金2トップ。2002年のときのチュニジア戦のような余裕のある状態での落ち着いた解説など聞きたくありません。今回の日本は【負ければそれまで】という崖っぷちの状況での第3戦です。セルジオさん、松木さん、舞台は整いましたよ(笑)
 

    

 

ベストトシュート━━(後半)日本、遠藤のFK。 

 

ベストタテパス━━(前半)日本、本田の左サイドをえぐるスルーパス。

 
ベストクロス━━該当プレーなし。

 
ベストインテリジェンス━━(後半)日本、本田のスルー。

 
ベストドリブル━━(前半)ギリシャ、ホレバスの左サイド突破。

 
ベストファンタジー━━該当プレーなし。

 
ベストディフェンス━━(後半)ギリシャ、カラグーニスのスライディングインターセプト。

 
ベストセーブ━━(前半)日本、川島のワンハンドディフレクト。

 
ベストプレーヤー━━右サイドからこつこつチャンスをつくり続けた日本の内田。

 

 

 

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