2014年ブラジルワールドカップ グループC【ギリシャvsザックジャパン】前半 | ギタリスター誕生~ギター500年の歴史がここから変わる~

結果 0━0で引き分け

 
サイドをえぐった回数

 日本:22回  ギリシャ:7回
 
バイタルエリアを有効活用した回数
 日本:6回  ギリシャ:2回

  
カウンターの回数

 日本:3回  ギリシャ:5回
 
ナイスシュートの本数 ※ナイスシュート━━GKのファインセーブ、微妙なオフサイド、バー&ポストに阻まれてゴールにはないシュート。

 日本:3本  ギリシャ:2本

 

 

 

 グループステージ突破の可能性を少しでも高めるため、なんとしてでも勝ち点3がほしい日本。スタメンの左サイドアタッカーはコートジボワール戦で不調だった香川ではなく大久保が起用されました。

 

 

 1分。その大久保が右サイドを強引に突破してプルバックを送ります。それを山口がダイレクトでシュートしますが、敵CBに当たって失敗に終わります。CB間を冷静に通して、枠に飛ばしてGKにはじかせたかったところ。しかし、左サイドアタッカーの大久保が右サイドからチャンスをつくる積極さは、『今日はなにがなんでも勝つんだ!』という意気込みが感じられるプレーです。

 

 

 6分。本田がバイタルエリアでフリーでパスを受けます。しかしシュートコースはないので前方の大迫へのスルーパスを選択しました。けっして悪い判断ではないと思うのですが、右サイドで岡崎がフリーの状態でした。

 

 

 直後、後方から裏へ正確無比なロングパス。それを裏に飛び出した岡崎が受けようとしますがトラップミス。もしもトラップに成功していたら1点もののシーンだったのでたいへん悔やまれます。

 

 

 8分。大久保が中央でパスを受けます。そのとき大迫がダイアゴナルランでパスを呼んでいたのですが、大久保はバックパスを選択しました。大迫へのスルーパスのスペースはあったのでもったいないシーン。

 

 

 直後、大迫が大久保からクサビを受けます。しかし、バックパスのコースを探している間にボールを奪われてしまいました。バックパスではなくためをつくってからの展開を試みてほしかったです。

 

 

 15分。大久保がミドルシュートを放つも、正面の敵にぶつかって失敗に終わります。このシーンは右の岡崎へのスルーパスを選択してほしかったので、積極性を評価することはできないと思います。 

 

 

 18分。右サイドから内田がカットインして大久保にクサビ。大久保がそれを落として大迫がダイレクトでミドルシュートを放ちました。いいリズムの攻撃ではありましたが、確実性を求めるなら大迫はミドルシュートではなく、パス&ムーブで裏にダッシュした大久保とのワンツーをおこなってほしかったです。

 

 

 20分。大迫がカーブをかけたミドルシュートを放ちましたが、惜しくもゴール右にはずれました。すばらしいシュートではありましたが、右にフリーでいた大久保を使う選択肢もあったと思います。大迫➤大久保(スルーパス)➤岡崎━━という展開もおもしろいと感じました。

 

 

 22分。攻め上がった吉田が裏に走る大迫へミドルパス。右サイドをオーバーラップしていた内田を使ったほうが無難だと思いますが、意表をついたいいアイディアでした。

 

 

 24分。山口がボックスの大迫にピンポイントのミドルパスを送ります。しかし、バイタルエリアにポジショニングしていた岡崎へのショートパスのほうがチャンスは広がったと思います。岡崎は確実に止めてくれたでしょうし、倒されればFKを得ることができます。

 

 

 36分。左サイドを突破した長友が、中央の大迫へアーリークロスを送ります。積極性は評価できますが、ファーの大久保へのクロスであるとか、またはいったん止まってからバイタルエリアの本田へのパスという選択肢もあったと思います。

 

 

 37分。ギリシャのキャプテン、カツラニスが2枚目のイエローカードで退場。

 

 

 ギリシャはエースのミトログルが怪我でしりぞき、さらにひとり少なくなりました。私は『この試合、完全にもらった』と思ったのですが……。

 

 

 41分。後方からのスルーパスをボックス左の大久保が受け取ります。しかし敵のマークが邪魔でシュートには行けず、左を向いてからのプルバックを選択します。

 

 

 しかし、ボックスに味方も1枚いたことですし、ここはマークにつかれながらもなんとかタテをえぐりきってグラウンダークロスを入れてほしかったです。

 

 

 45分。本田が難しい体勢から左サイドをオーバーラップしていた長友へ絶妙のスルーパス。それを長友はワンタッチでファーへハイクロスを送りますが怖い攻撃にはなりませんでした。ここは右からマークにきた敵を切り返しでかわして、右足でライナークロスを入れてほしかったところです。

 

 

 

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