2014年ブラジルワールドカップ グループH【ベルギーvsアルジェリア】 | ギタリスター誕生~ギター500年の歴史がここから変わる~

結果 2━1でベルギーの勝利

 
サイドをえぐった回数

 ベルギー:13回  アルジェリア:3回
 
バイタルエリアを有効活用した回数
 ベルギー:5回  アルジェリア:なし

  
カウンターの回数

 ベルギー:3回  アルジェリア:7回
 
ナイスシュートの本数 ※ナイスシュート━━GKのファインセーブ、微妙なオフサイド、バー&ポストに阻まれてゴールにはならなかったものの惜しいシュート。

 ベルギー:3本  アルジェリア:なし

 

 

 

 ダークホースの代表格ベルギーの初陣。

 

 
 序盤、意外にもアルジェリアの猛攻が続き、いやなムードを断ち切るべくベルギーの司令塔アザールが、得意のひきつけドリブルで反撃ののろしをあげます。

 

 
 しかし、アルジェリアのパスワークはしばらく止まりませんでした。

 

 
 ……が、アルジェリアのポゼッションもそこまで。すぐさま地力でまさる
ベルギーがゲームのイニシアティヴを握り出します。

 

 
 ベルギーはクオリティーの高いパスサッカーを展開。特にクサビを頻繁に打ち込み続けるスタイルに格のちがいを感じます。

 

 
 ベルギーの猛攻が続く前半23分、ボールを奪ったアルジェリアがガラ空きの左サイド奥にロングパスを送り、ボールを受け取った左SHがクロスを放り込みます。このワンチャンスのカウンターでPK獲得。先制に成功します。

 

 
 ベルギーはコンパクトに人数をかけて攻め続けていた代償を払うことになってしまいました。

 

 
 しかし、個人的には非常に興味深い展開です。ベルギーが引いて守ってカウンターにシフトしたアルジェリアの守備をどう攻略するのか?

 

 
 まさかの追う形になったベルギーは強烈なミドルシュートを浴びせ出します。

 

 
 前半終了間際、アザールが一瞬の隙をついてスルーパスを裏に通し、そこから左サイドを突破。いやらしいところにクロスを放り込みましたが得点にはならず。

 

 
 タレント力で上回るベルギーは自分たちの崩しのテクニックに相当な自信があるからか、始終中央からのパスワークによる崩しにこだわり続けていました。せっかく長身のCFもいるのですし、サイドからの攻めをもっとまじえればアルジェリアDFを左右に散らすことができたと思います。スタジオ解説の戸田和幸さんとまったく同じ意見でびっくりしました(笑)

 

 
 後半5分、ベルギーのメルテンスがワンツー突破からアルジェリアのボックスに侵入します。相変わらずサイドからのクロスはまったくやろうとしませんが、徐々にアルジェリアのゴールに迫っていきます。

 

 
 後半20分、ベルギーは194センチのフェライニを投入。その采配が的中し、ボックス内に入れたロングボールをフェライニがバックヘッドで押し込んで同点。

 

 
 ベルギーの攻撃は止まらず、ロングカウンターからアザールがドリブルで3人の敵をひきつけ、ボックス内ではオリッジがおとりの動きで敵をさらに左サイドに誘導、最後はアザールから受け取ったラストパスをメルテンスがニアに突き刺して勝ち越し。まさに見る者を魅了するサッカーでベルギーが初戦をものにしました。

 

 

 

ベストトシュート━━(後半)ベルギー、メルテンスの勝ち越しシュート。 

 

ベストタテパス━━(後半)ベルギー、デ・ブルイネのミドルパス。

 
ベストクロス━━(後半10分)アルジェリア選手のワンタッチクロス。

 
ベストインテリジェンス━━(後半)ベルギー、オリッジのおとりの動き。

 
ベストドリブル━━該当プレーなし。

 
ベストファンタジー━━(後半)ベルギー、メルテンスのワンツー突破。

 
ベストディフェンス━━該当プレーなし。

 
ベストセーブ━━該当プレーなし。

 
ベストプレーヤー━━ベルギーの攻撃のタクトを振るい続けたアザール。

 

 

 

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