結果 3━1でコスタリカの勝利
サイドをえぐった回数
コスタリカ:7回 ウルグアイ:10回
バイタルエリアを有効活用した回数
コスタリカ:1回 ウルグアイ:2回
カウンターの回数
コスタリカ:6回 ウルグアイ:なし
ナイスシュートの本数 ※ナイスシュート━━GKのファインセーブ、微妙なオフサイド、バー&ポストに阻まれてゴールにはならなかったものの惜しいシュート。
コスタリカ:1本 ウルグアイ:2本
前半、非常に静かな立ち上がり。どちらも中盤の堅い守備が光り、カウンターを許しませんでした。
しかし、しだいにコスタリカがイニシアティヴを握り出し、左サイドから猛攻を仕掛け出します。
しかし、大チャンスを先にむかえたのはウルグアイでした。前半15分、フォルランのFKをボックス内でカバーニが受け取ったのですが、決定機をものにすることはできませんでした。
しかし21分、またしてもフォルランの高精度FKをきっかけにウルグアイがPK獲得。したたかに先制点をあげます。
追いつきたいコスタリカ。前半26分、味方がおとりのダイアゴナルランで敵をひきつけてシュートコースをあけたところに、エースのキャンベルが強烈なミドルシュート。左サイドからも猛攻を浴びせ続けます。
前半終了間際、またしてもフォルランが魅せます。敵に当たったこともありますが、テクニカルなミドルループっぽいシュートがコスタリカゴールに襲いかかります。しかし、それをコスタリカのGKナバスがファインセーブで阻止。
後半、コスタリカはカウンターやサイドアタックを狙い続けますが、ウルグアイの守備が跳ね返します。
後半4分、コスタリカのボラーニョスのFKを味方がヘディングシュート。GK正面をついてゴールにはなりませんでしたが、ボラーニョスのFKはフォルランのFKに負けていませんでした。
続くコスタリカの攻め。後半9分、右サイドからのクロスをキャンベルが冷静にたたきこんで同点。ウルグアイDFの股を抜くブラインドシュートで、GKムスレラは1歩も動けませんでした。
その直後、ボラーニョスのFKからの裏へのパスを、ドゥアルテがダイビングヘッドでたたきこんで勝ち越しに成功。ボラーニョスのミドルパスは、ムスレラが出るに出られないいやらしいスペースをついたものでした。
カウンターチームであるウルグアイが、コスタリカの5バックのディフェンスをこじ開けなければならなくなりました。無論、コンパクトな陣形になるので必然的に裏のスペースは空きやすくなります……。
ウルグアイはサイドから攻略を試みますが、コスタリカのSB陣が突破を許しません。
試合を決定づけたのが後半39分、右サイドのミドルサードから、キャンベルがウルグアイの裏のスペースに電光石火のスルーパス。それをウレニャンが角度のないところからワンタッチで押し込んで3━1。かくしてグループD最弱と目されていた伏兵コスタリカが、ダークホースの一角ウルグアイを破るという波乱の結末となりました。
“死の組”として今大会最も注目を集めるグループD。その中で1チームだけ格下と見られていたコスタリカのジャイアントキリング。下馬評の低いチームが下馬評の高いをチームを倒すことほどおもしろいものはありませんが、ひょっとしたらコスタリカは今大会に旋風を起こす存在になるかもしれません。
ベストシュート━━(後半)コスタリカ、キャンベルの股抜きブラインドシュート。
ベストタテパス━━(後半)コスタリカ、ボラーニョスのFKからの裏へのミドルパス。
ベストクロス━━(前半)コスタリカ、ガンボアのクロス。
ベストインテリジェンス━━該当プレーなし。
ベストドリブル━━該当プレーなし。
ベストファンタジー━━(前半)ウルグアイ、フォルランのミドルループシュート。
ベストディフェンス━━該当プレーなし。
ベストセーブ━━(前半)コスタリカ、ナバスの【フォルランのミドルループ】を防いだディフレクティング。
ベストプレーヤー━━キャンベル。コスタリカの王様以外のなにものでもない。