2014年ブラジルワールドカップ グループC【コロンビアvsギリシャ】 | ギタリスター誕生~ギター500年の歴史がここから変わる~

結果 3━0でコロンビアの勝利

 
サイドをえぐった回数

 コロンビア:11回  ギリシャ:15回
 
バイタルエリアを有効活用した回数
 コロンビア:2回  ギリシャ:3回

  
カウンターの回数

 コロンビア:12回  ギリシャ:6回
 
ナイスシュートの本数 ※ナイスシュート━━GKのファインセーブ、微妙なオフサイド、バー&ポストに阻まれてゴールにはならなかったものの惜しいシュート。

 コロンビア:なし  ギリシャ:3本

 

 

 

 ポゼッションのコロンビアvsカウンターのギリシャ。序盤はその予想どおりコロンビアはワンタッチプレーでギリシャゴールに襲いかかっていました。

 

 
 一方のギリシャも前半4分、カウンターからミドルシュートを放ちます。GKに止められはしましたが、味方がボックスに3人ほどつめる迫力のある攻めでした。

 

 
 しかしその直後、コロンビアが右サイドを大きくえぐり、そこからのグラウンダークロスをオーバーラップしていたアルメロが押し込んでいきなりの先制。アルメロの前を走り抜けた味方選手のスルーも効果的でした。

 

 
 ギリシャはカウンターチームなので先制されたことで苦しくなります。やはりロングボールでの打開が多くなり、ビルドアップでつなごうとしてもすぐにコロンビアに奪われるだけでした。

 

 
 が━━一方のコロンビアもポゼッション能力はあまり高くなく、ギリシャがコロンビアからボールを奪えずに焦りまくる展開を予想していたのですが、ギリシャはたくさんボールを持って多くのチャンスをつくっていました。

 

 
 前半28分、ギリシャがなんとボックス内の味方にクサビ。いい展開にはなりませんでしたが、コロンビア相手にギリシャにもこのような高度なプレーができることに驚きました。

 

 
 一方、ギリシャからボールを奪い続けるコロンビアなのですが、じっくりと遅攻でいけばいいものを速攻をくり返していました。このへんからコロンビアのビルドアップ能力の低さがうかがえます。     

 

 
 カウンターチームであるギリシャが先制を許し、私は完全に大苦戦を予想したのですが、それからもギリシャはミドルやセットプレーなどで次々とコロンビアゴールを脅かします。コロンビアはポゼッションで圧倒することができませんでした。

 

 
 後半、ギリシャはバイタルエリア付近で多くのチャンスをつくります。相変わらずコロンビアはボールを支配できません。

 

 
 しかしCKからの追加点でギリシャを引き離します。

 

 
 しかし、2点差をつけられても、ギリシャはポストプレーからのミドル、ファーへのクロスを折り返してからのヘッドなど、バリエーション豊かな攻めでコロンビアに襲いかかります。けっしてカウンター一辺倒の単純なチームではなかったようです。

 

 
 しかし、得点につなげることはできず、タイムアップが刻一刻と近づいてきます。そして私はてっきり高さをいかしたパワープレーにシフトすると思っていたのですが、ギリシャはサマラスの個人技を起点にチャンスをつくろうとし、パワープレーは最後の最後までやろうとしませんでした。

 

 
 もちろん監督の指示なのでしょうけれど、これはあまりにもったいない采配だと感じました。

 

 
 アディショナルタイム、コロンビアのハメス・ロドリゲスがトドメの3点目をたたきこんでジ・エンド。ギリシャに豊富なオプションがあることはわかりましたが、監督の采配に疑問符がつく一戦でした。

 

 

 

ベストシュート━━(前半)コロンビア、アルメロの先制シュート。 

 

ベストタテパス━━該当プレーなし。

 
ベストクロス━━該当プレーなし。

 
ベストインテリジェンス━━(後半)ギリシャ、トモシリスのクロス性シュート。

 
ベストドリブル━━(後半)ギリシャ、サマラスの左サイド突破。

 
ベストファンタジー━━(後半)コロンビア、グアドラードのヒールフリック。

 
ベストディフェンス━━(前半)コロンビア、ジェペスのスライディングクリア。

 
ベストセーブ━━(前半44分)コロンビア、オスピナのダイビングディフレクティング。

 
ベストプレーヤー━━安定した守備でコロンビアを後ろから支えたジェペス。

 

 

 

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