結果 0━0 PK戦でセビージャの勝利
サイドをえぐった回数
セビージャ:9回 ベンフィカ:10回
バイタルエリアを有効活用した回数
セビージャ:9回 ベンフィカ:8回
カウンターの回数
セビージャ:7回 ベンフィカ:6回
ナイスシュートの本数 ※ナイスシュート━━GKのファインセーブ、微妙なオフサイド、バー&ポストに阻まれてゴールにはならなかったものの惜しいシュート。
セビージャ:なし ベンフィカ:5本
ポゼッション&プレッシングvsポゼッション&プレッシング、まさに虚々実々の名勝負でした。どちらもボールを持ちさえすればパスワークでの打開の手段に困らず、一瞬も目を離すことができないスピーディな展開。
前半は中盤でのプレッシングが多く成功したセビージャがやや押した印象がありました。
後半47分からベンフィカの波状攻撃。しかし、セビージャのディフェンスとツキに見放されて得点にはならず。ボックス内での2度にわたる微妙なノーファールなどもあり、 ベンフィカは悔しい展開が続きます。その後も一進一退のすさまじい攻防。
延長前半、ラディキッチの極上のスルーパスを裏に抜け出したバッカが受け取ります。そして敵GKとほぼ1対1。ついに、ようやくセビージャが均衡を破るかと思われましたがきめきれず……。
延長後半、両チームとも明らかにバテたらしく、ペースダウンした攻防になります。最終的にPK戦を制したセビージャの優勝に終わりました。
120分間で無得点ではありましたが、最高におもしろい試合でした。一言しゃべり出したら止まらなくなる都並さんのマシンガン解説も視聴者を飽きさせない要因のひとつになっていました。
都並さんは120分間、実況アナより多くしゃべっていたのですが、そのくらいサッカーのひとつひとつのなにげないプレイに、深い意図とドラマがあるということなのです。
きっと都並さんは120分間でも全然足りなかったと思われますが、究極を追求していくと都並さんのような観方、楽しみ方こそが、サッカーの真の楽しみ方なのかもしれません。
ベストシュート━━(後半)ベンフィカ、リマのミドル。
ベストタテパス━━(延長前半)セビージャ、ラディキッチのスルーパス。
ベストクロス━━(延長後半)ベンフィカ、ペレイラのクロス。
ベストインテリジェンス━━(後半)ベンフィカ、ペレイラのサイドチェンジパスをペナルティエリア内に進めたファーストタッチコントロール。
ベストドリブル━━該当プレーなし。
ベストファンタジー━━(前半)ベンフィカ、ガイタンのヒールキッククロス。
ベストディフェンス━━(前半)セビージャ、バッカのスライディングでのボール奪取。
ベストセーブ━━(前半)セビージャ、べトのワンハンドパンチング。
ベストプレーヤー━━芸術的なパスの数々でセビージャの攻撃を操ったラディキッチ。