弥勒の論証
芸能界屈指のご意見番・テリー伊藤さんが柳沢のことを『A級戦犯』呼ばわりしたそうです。
テリーさんは最高に頭のいい文化人として尊敬しているのですが、さすがのテリーさんもサッカーに関してはまだまだ素人だなという感じです(苦笑)
クロアチア戦の戦犯は柳沢などではありません。監督のジーコです。ジーコの論外の采配ミスに比べれば、柳沢のシュートミスなどちっぽけなものです。
試合は0━0で後半をむかえ、膠着状態のまま刻一刻と終了に近づいていきます。そこでジーコが打った手が単純に2トップの選手を入れ替えるだけだったのです。
……ジーコジャパンは【勝てる試合】と計算していたオーストラリア戦を落としてしまいました。第3戦の相手が勝てる可能性がほぼ0のブラジルであることを考えれば、第2戦のクロアチア戦はグループステージ突破のために【死んでも勝たなければいけない試合】だったはずです。
単純に2トップの選手を入れ替える━━これが【死んでも勝たなければいけない試合】で監督がとる采配でしょうか……?
3トップにするであるとか、巻をターゲットにしてパワープレーをやるであるとか、最低でもそのくらいはするべきだったはずです。
いや、もっといってしまえば、キックオフ時からそのような戦い方をしてもよかったでしょう。なにがなんでも得点をあげて、死んでも勝たなければいけない試合だったのですから。
しかし、ジーコはただ単に2トップを入れ替えるだけで終わりでした。たったのそれだけで勝てるのなら誰も苦労はしません。
敗因の元凶として糾弾されるべきはジーコであり、ジーコのこの論外の采配ミスに比べれば柳沢のシュートミスなど塵のようなものなのです。