サッカーの魅力は数多くありますが、そのひとつに【身長が関係ない】というものがあげられます。
たとえばバレーやバスケはジャンプ力がどうの、身体能力がどうの、シュート技術がどうのといわれますが、結局は身長次第だと思います。身長190以上のバレーやバスケのスーパースターはいくらでも知っていますが、身長160代、170代のバレーやバスケのスーパースターなど聞いたことはありません。
もちろん身長だけではないのでしょうけれど、ジャンプ力やシュート技術というのはあくまで【190以上の高身長がある】ということが前提の話だと思います。
バレーやバスケは身長次第━━そのため【単純でおもしろくない】というイメージがあるのです。
一方、サッカーに身長は関係ありません。サッカーにおいても高身長は大きな武器にはなりますが、ほとんど関係はありません。
世界一得点するのが難しいリーグといわれるイタリア・セリエAで1990年代、最多の3度得点王に輝いた選手は、なんと身長が170ほどのシニョーリという人なのです。
たしかにサッカーでも高身長は武器になりますが、それ以外の要素で低身長を補えるどころか上回ることが可能なのです。このあたりがサッカーが“無限の可能性を秘めたスポーツの代名詞”たる所以だと思います。