サッカーの試合を見ていて、1番よく見かけるシーンはどのようなシーンでしょうか?おそらく【サイドからクロスをあげてシュートを狙う】というものだと思います。
サッカーの数ある攻撃手段の中でクロスからのシュート、つまりサイドアタックというのは1番目撃する頻度が高いものです。
2002年日韓ワールドカップのゴールDVDを見ながら自分で調べたのですが、全161ゴール中、実に63ゴールがクロスからのシュートによるものでした。ダントツの多さです。
では、なぜクロスからのシュートが1番多いのか?1番狙いやすい攻撃だからです。
バイタルエリアの中央を突破できればそれにこしたことはないですが、相手だってバカではありません。1度突破されたら致命的な中央ほどディフェンスが堅固になります。
一方、サイドというのはディフェンスが甘いため、【サイドを突破する➤クロスをあげる】というプレイが比較的簡単におこなえるのです。そのためクロスからのシュートが1番多く見かける攻撃手段というわけなのです。
しかし、【クロスを送ってからシュートを狙うサイドアタック】といっても様々な種類があります。まずは代表的なものを3つ紹介します。
ニアサイドへのライナークロス━━軽く合わせるだけでゴールになりやすいといわれます。
中央へのハイクロス━━ふたりの敵CBの間に落ちるボールが理想といわれます。ちなみにその場でのジャンプではなく、後方から助走をつけてジャンプすることでより高く飛べます。身長のハンデをなくす技術です。
ファーサイドへのハイクロス━━ふわっとしたクロスになるのでクリアされやすいですが、敵DF陣がボールウォッチャーにやりすいという長所もあります。もしも敵DF陣がボールウォッチャーになったら、ファーで待つ味方はフリーでシュートを打ちやすくなります。