サッカー愛好者の意見
サッカーの面白さはその「自由度」です.野球に比べて,これは天と地ほどの差がありますよ.実際にやってみればわかります.
それから,サッカーは「格闘技」であることですかね.ルールに反しない限り,ぶつかりあうことが許されているので,野球で言うバックホームでのキャッチャーとランナーのぶつかり合いのようなのが絶えず繰り返されます.
あとは「息つく暇もない」ってとこですかね.10秒あれば1点入りますから.ですから,ハラハラする場面はサッカーのほうが多いはずです.
サッカー愛好者の意見
「いいプレー」がわかってきたら、次は、どういうポジション取りをしてると「いいプレー」に繋がるのかな?と思ってきます。そうすると「この選手、いいポジションにいるなぁ~」などと思ってきて、贔屓の選手ができてきます。
贔屓の選手ができると「贔屓の選手と、この人の連携がスゴイ!」と思って他の選手にも目が行くようになります。そうするとゲーム全体を把握したくなってきます。把握してくると「他の対戦相手とはどんな試合をするのだろう」と思ってきます。
サッカー愛好者の意見
1. スピード感(試合中は野球のようにのんびり座ったりできません。)
2. 高度なテクニック(サッカーは手が使えない分不自由度が高いため、一流プレイヤーのテクニックは人間離れしていて超絶的です。野球の場合は、投げる、打つ、つかむ、などだれでもできるような感じでスーパープレーが見れるのは守備くらいですが、それもただ遠目のボールに飛びついた、とかその程度です。)
3. 緻密で無限な戦術(野球の場合は、攻めているときは点を取られる心配が無い、打ったら走る方向は常に同じ、投げる方向も同じ、打つときはバットしか使えない。あまり考えながら行動する必要がないですね。)
4. 体と体のぶつかり合いがある。
5. 鍛え抜かれた選手の肉体美(野球や相撲のようにデブにはできません)
━━たしかに正論ばかりではあるのですが、初心者の人たちにいくらこんなことをいったところで、サッカーのおもしろさは永遠に伝わらないと思います。もっと根本的なところから話をはじめる必要があるのです。
ペレもマラドーナも川渕三郎さんもセルジオ越後さんも誰もうまく説明できないみたいなので、私が代わりに説明したいと思います。
まず、サッカーの目的とはなんなのか?相手チームより多くの得点をきめて勝つことです。
では、どうすれば得点をきめることができるのか?シュートを打つことです。
しかし、むやみやたらにシュートを打っても入りはしません。では、どうすればシュートをきめやすくなるのか?相手ゴールになるべく近いところからシュートを打つことです。
では、どうすれば相手ゴールに近いところからシュートを打つことができるのか?ボールを前方に運ぶことです。
では、どうすればボールを前方に運ぶことができるのか?
サッカーのパスには大きく分けてタテパス、ヨコパス、バックパスの3つが存在します。このうち、ボールを前方に運べるのはタテパスだけです。よってタテパスが1番強力で1番すぐれたパスだということです。
結論を急ぐと、タテパスを数回とおすことができれば、相手ゴールに近いところからシュートを打つことが可能になるわけです。
しかし、相手もそうはさせじとディフェンスしてくるので、タテパスというのはなかなかとおらないのです。
では、どうすればタテパスをとおすことができるのか?━━ここから、ようやく、サッカーを知的な視点から観戦できるようになるための旅がはじまるといっていいでしょう。