高校入試関連① ~宮城の高校入試変更点~
こんにちは。スタディプライムの飯塚です。9月も終盤ですね。夏も終わり、そろそろ秋めいてきたな~。なんて、少しゆったりしそうな時期です。ですが、中学3年生には結構大切な時期だったりします。10月は。成績表の返却。後期中間考査(評定に関わる最後の定期試験)への準備。11月で。後期中間考査。進路相談。と進路に関わる大切な時期になります。そこで今回は、進路に関わる内容として【宮城の高校入試変更点】というタイトルでお送りします。【宮城の入試変更点】変更点は2つ。①公立高校のWeb出願②私立授業料軽減この2点をざっくり見ていきます。①公立高校のWeb出願時代の流れですね。今までは出願の手続きを書類として紙でやり取りしていました。ですその手続きをWebを介して行うようになります。以下は県発表のWeb出願リーフレットから抜粋Web出願リーフレットはコチラちなみに中学受検(受験)に関してもWeb出願になります。時代の流れですね。②私立授業料軽減コチラはけっこう大きなトピックだと思います。「授業料実質無償化」と題されることが多いトピックですが、実質無償化には収入の条件があります。ですので今回はより一般的な軽減の表現をしました。このトピックのポイントはざっくり2点。1⃣ 年収によって支給される金額が違う2⃣ 授業料に充てられるです。1⃣について。年収と最大支給金額は以下の通り。(※年収はあくまで目安です)年収 補助金最大金額 ~590万 396,000円(国:396,000円)590万~620万 237,600円(国:118,800円 県:118,800円)620万~ 118,800円(国:118,800円)(参考にした資料はコチラとコチラ,そしてコチラ)青い部分が変更点です。つまり、年収がある程度あっても必ず118,800円の支給を受けられるようになりました。コレは暫定的な今年度だけの措置のようです。来年度以降は検討中とのことでした。こうしてみると、無償化自体は以前からあり、今回の変更点は「授業料を軽減化される範囲が広がった」の方が正しいことが分かりますね。それでも、年収590万以下の家庭だと授業料無償化。年収590万~620万でも、約25万円の支給があるのは結構大切です。知っているのと知らないのとでは大違い、な情報ですね。2⃣ について。上記の支給金額は授業料のみに適応されます。そのほかにも、施設維持費等の金額がかかることは注意です。ざっくり見ていきますと、授業料のほかに年間30万円以上はかかります。トータルだと、毎月ざっくり3万~3万5000円くらいかかるイメージです。あくまで個人的な感覚ですが、私立という「環境」と「手厚さ」を考えたときに、月3万~3.5万円は高校生の塾代くらいの感覚ですので、公立+塾を考えているご家庭では、私立高校という選択肢も広がるように感じます。以上、私立授業料軽減についてでした。【まとめ】宮城の入試の変更点は2点。①公立校Web出願。②私立授業料軽減。どちらも情報の大切さ、という時代の流れを感じる内容が含まれていました。私も、時代の流れに置いて行かれないように、日々勉強です。【おまけ】私立進学への感覚『私立へ進学する』の感覚は地域によってだいぶ異なっています。関東圏などでは「大学を見据えた戦略的な私立選び」や「施設や環境を考えた私立選び」が一般的になっています。宮城でもそういった流れができつつあるように感じますが、一方で「私立は公立に落ちた人が行くところ」といった見方も残っています。情報がないと、どうしても進路選択が狭くなりがちです。塾には情報がありますので、受験生をお持ちのご家庭で進路に不安を感じる場合は、お近くの塾に一度相談してみると良いかもしれません。