ブログネタ 値上げラッシュはメーカーも辛いよ | メルモとクレアと紅と葵のパパ

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ブログネタ:春からの値上げラッシュ、生活直撃している? 参加中
本文はここから

このところ値上げラッシュですね。
数日前の日経MJ(流通新聞)に以下のような事が書いてました。



ドッグフード市場、価格に敏感、値上げ策明暗――ドライ、M社、U社
(注:MJでは実際の会社の名前表記)
2008/ 05/ 28日経MJ(流通新聞)

(記事要約)
・ペットフードの世界でも、原料だか値上による市場の動きが避けられない。
・M社は、JANを変更せずに単純値上げ
・U社は、出荷価格を上げずに商品内容を減らし成分やパッケージの見直し、それに伴いJANを変更。
・結果、緑黄色野菜成分を付加し、新しい価値を創造してU社は売り上げを伸ばし、M社は売り上げを減らした。




なかなか、新聞記事は制約があって引用をしにくいのですがざっと以上の記事です。

JANの変更、非変更はわかりにくいと思いますが、
変更すれば、流通、小売の商品登録も全部変更が必要なので大きな手間となります。
内容量や成分の変更にはJANの変更が必要となります。

よくよくこの記事を考察すると・・・

(明)
U社は小売流通にはJAN登録の手間を取らしたが、新商品とする事で一挙に店頭へ配荷できた。
さらに、成分の見直しによって、付加価値を、パッケージの見直しで新商品をアピールできた。


(暗)
M社は小売流通にはJAN登録の手間をかけなかったが、単純値上げの為に消費者には値頃感が伝わらなかった。


U社は価格を上げないかわりに減量をしたのですが、それに変わる付加価値を成長する市場(小型・高齢・肥満・室内にあった商品)で投入する事により、消費者に受け入れられたと言えます。

厳しい言い方をすれば、両者のメーカーの明暗は
消費者の側を向いているか?
にあったと思います。

M社の場合はパッケージ変更に伴う在庫リスクや流通小売の顔色を伺って、単純値上げに踏み切ったのに対し、U社はしっかりと消費者マーケティングを行い、市場のニーズを捉えた商品を作った。

その事に尽きるのだと。

当たり前の事ですが、消費者に受け入れられない商品は売れません。
消費者の信用をなくせば、老舗の料亭も一夜で廃業に追い込まれる時代です。

原料高、石油価格上昇、生産地リスク問題、為替リスク・・・メーカーは苦しい立場に追い込まれています。

でも、その価格上昇を消費者にそのまま転嫁するのではなく、いかに消費者の意見を聞いて受け入れやすいモノヅクリをしていくかに、メーカーの浮沈がかかっているのでしょうね。


今回のブログネタは、値上げラッシュは消費者だけでなく、製造・流通も直撃している事を書きたくてあえて立ち位置をメーカー側において、考えてみました。


私が消費者よ!(メルモ)

最終消費者

ペットフードの場合は、人間ではなくペットが最終の消費者。
かけがえのない存在である犬や猫のためにも、健康・安心・安全なペットフードである事。
それは、価格以上の価値ですね。