ボーイズソプラノを観て | メリーマックイーン公式ブログ

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長年に渡るニューヨークでの活動を終え、
関西を中心にでライブ活動を行う、メリーマックイーンのブログです。
主にいじめ撲滅や自殺防止の為に歌うボーカリストです。



いつもダスティン・ホフマンの英語は分かりにくいな…と思いますが、今回もやはり分かりにくかったです(笑) その次にわからないのが、シルベスター・スタローンです。その事をアメリカ人の友達に相談した事がありました。そしたら返ってきた答えが






「俺らもわからんから、心配すな」









でした(笑)







と言う訳で、今回はボーイズソプラノを観ました。声変わりする前、本当に一瞬だけしか持つことの出来ない少年の声。まさしく神様からの贈り物。そんな美しい声を持つ少年の物語。

前から見たいと思ってました。中々見ることが出来ませんでしたが、ビデオで観ました。その昔、野ばらって映画がありました。同じように、少年の合唱団の話でした。その映画を見たときは、幼くて意味がよくわかりませんでした。しかし、その野ばらも、ボーイズソプラノも、共通しているのが「年齢に関係なく、人間関係に揉まれて、一生懸命生きてる」と言う事だと思います。

私にとってもこの映画は、歌い手としていろんな言葉が気になりました。詳しくは映画を見て欲しいのですが、少年と言うことは、やはり変声期を迎えると言う事。これは、ネタばらしするまでもなく、当たり前の事なので大丈夫だと思いますが、思えば、歌い手と言うのは、年齢に関係なく声の事を気にしているんだと思いました。その意味や、その不安を乗り越える言葉など、是非この映画を見て知って欲しいと思いました。

よく言われるのが「神様からの贈り物」と言う言葉です。特にこの映画の主人公の様に、より美しい声を持っている場合は、多くの人がそう言うと思います。だけど、それには同意出来ません。それは、その主人公にだって出せない声があって、そんな声を持つ人が他に居るからです。

持論でも言いましたが、この世では100%はありません。だから、いくら美しい声を出せても、その声に批判的な人は、必ず存在するのです。そして、そんな人達を、別の人が魅了する。それで良いんだと思います。

だから、誰かに特別に「神様からの贈り物」と言う物は贈られるものではありません。また、声が出ると言う事だけでも、十分立派な「神様からの贈り物」なのです。自分の授かった声を忘れて、人の声を特別に言うのは間違いだと思います。

全ての人が、全てを神様から授かった。そう思えば、自分の体も、人の体も、尊いな… って思えて、世の中に優しさが溢れたら良いなと思ってます。

後は、情熱があれば、何でも願いは叶うと思います。この映画でも出てきました。やはり、情熱がないのに、声だけ出ても、聴いてる人は感動しません。なんだって最後は心ですね。

たかが歌なんて思わないで、この映画からは沢山の気付きや感動があります。おすすめです。

それではまた❗