4月27日(木)
愛の家族
猫のしゅんぺい君が旅立ちました
18歳の♂で
私たちにとっては
我が子のようなもので
溺愛してた
土曜日に
お別れセレモニーが終わって
今はリビングに
こうして居てくれて
少しほっとしてる
きちんと送り出して
納めることができて
今は何日か泣き疲れたのもあって
そのせいか
ココロは静寂になってきてる
そして、穏やかなしゅんの気持ちが
伝わってきてる
安らかで、優しい
しゅんのココロ
そんなしゅんの愛に
家中が包まれていて
不思議と悲しさよりも
安心感のようなものに
満たされている
しゅんは満たされていたんだ
その感覚が伝わってきてる
穏やか
優しい
魂
満たされた
愛
家族
友達
親心
そんなワードが浮かぶ
その日はショックで立ちつくし
そのあとの後悔や無念、悲しみ…
人間ってこんなに涙が出るのかと
身内を亡くしてるけど
やっぱり、慣れることはないね
理性では抑えられないし
抑えなくていいし
こみ上げてきて
ずっと泣いていた
あの日、あの時ああしてれば
点で考えると
ネガティブになってしまうけど
18年間をトータルで
振り返ると
愛に満たされ
瞬間、瞬間のしゅんの幸せそうな顔しか
浮かばないし
私たちも幸せだったし
こんな出会い二度とないよ
しゅんほどの子はいないよって
心底思えて
獣医師が最後に言った
"ある意味嫌な猫だね、嘘つきな猫"
は、最高の褒め言葉で
しゅんは最後まで
私たちに、元気だよって嘘をついて
気丈に振る舞って
急変してから、朦朧としたなかでも
何度も何度も立ち上がって
夫の帰宅時には
出るはずもない大きな声で鳴いて
私たちに最後の奇跡をみせてくれた
しゅんは強い
立派だよ！！
泣きすぎて顔パンパンだけど…
笑顔で送り出そうと頑張った
火葬してくれたセレモニーのスタッフから
"こんな綺麗に力強く(遺骨が)残ったのは
褒めてほしいからだね"
"お父さん、お母さんに
頑張ったよ僕って
最後まで偉かったって
言って欲しいんだね"と
しゅんの遺骨は
老化によって痩せてるかなと思ってたけど
太いままで立派で
同年代の他の猫ちゃんのは
ここまでは残らないと
(比較しちゃいけないのですが、と教えてくれて)
しゅんの意地を見たし
それを聞いたら、またもや涙止まらず
泣いて泣いて
褒めて褒めて
骨壺におさめながら
しゅんのことを誇りに思った
27歳のときから
ずっと一緒で
引っ越しを機に
イエネコになって
私と夫の全てを
見守ってきてくれて
夫よりも家にいる時間が
長かった私は
もっとも時間を共有したのが
しゅんぺい君だったから…
いつものルーティーン、音のリズム
ご飯食べて毛繕いして、昼寝して
階段の下を覗いてる顔
朝起こされる決まりごと
しゅんのお仕事
私たちをベッドに格納してから
夜ご飯食べて寝る、というのも
いつもいるはずの場所
鳴るはずの音
触れられる感触
気配そのものがないことに
時間という薬が必要で
慣れるまで当分かかるだろう…
普段強い夫が
ここまで泣いたのも
私、はじめて見たかもしれない
それほどに愛してた
でも今
より強く
魂が繋がってるように思えて
こんなにも
無垢で無償の愛を
たくさんくれた、しゅんくん
(動物と暮らしてる方、わかりますよね…)
