苦になる人間関係ってあるよね。
だけど、苦にならない
人間関係っていうのもある。
この、人間関係が苦になるのか
ならないのかの違いって
なんなのでしょうか？
夏河は、
その人との人間関係が苦になるのか、ならないのかの差は
〝礼〟の有無
によって
決まると思っているのです。
礼、と書くと
ちょっとかたっ苦しいようにも感じるけれど
要は、相手を配慮しようとする、気持ちを持っているかどうか。
相手に回せる分だけの、気持ちの余裕を
持っているかどうかです。
たまにこちらの都合も考えず、
相手の都合で
いきなり話しかけてくる人がいるよね。
ああゆう人って、どうですか？
うざったいと思うことは、ないですか？
こちらは自分のペースで動いているのに、
こちらの意識の中に、いきなり割って入ってきて
言いたいことを言って
プイッと去っていく。
こういう人って、
例えると
家の玄関から入らず
窓からいきなり入ってくるような人。
こちらに対しての配慮をせず、こちらのテリトリーにいきなり
ずかずか入ってくる。
よほど気ごころ知れた仲なら、いざしらず
面識も少ないのに、こういうことを平気でやってくるような人とは
長く続くような、いい人間関係はつくれないな、と思う。
礼と言うのは、相手との関係の入り口です。
いわば入学試験のようなもの。
この、入学試験をクリア出来ていないような人とは
その後
まともに付き合う必要は、ないかな
と 夏河は思っています。
もしそれでも
付き合っておけば、いいことがあるかも知れないから…
とか
誰にでもいい顔をしておきたいから…
という気持ちで
付き合ったとしたら、
この人との人間関係は、不愉快なものになると思う。
だいたいの人は子どもの頃、学校で
先生に〝礼〟をしつけられた経験があるよね。
なぜ、礼が大切なのか、
その理由も知らされずに
ただ儀式的に〝礼〟をしつけられた。
そんな経験をした人が、ほとんどなんじゃないかなーと思う。
だから多くの日本人が持つ、礼のイメージって
〝堅苦しい〟だったり
〝別に必要のないもの〟だったり
するんだよね。
〝ぶれいこう〟という言葉があるように、
礼が無いことを良しとしたり
礼を敵対視したり、
礼を、機械的なコミュニケーションだと
カン違いしている人もいる。
これらは、礼の持つ本当の意味を教えずに
儀式的に礼の教育をさせていた
学校教育の害なんじゃないかなーと思う。
だけど礼の本当の役割を考えた時に、分かるのは
礼って、人と人を繋いでくれるモノ
なんだよね。
相手の人と、質の良いコミュニケーションをしたい、という目的がある時
礼は、とても役に立つツールになってくれる。
苦にならない人間関係を築きたい、という目的がある時
礼は、とても役に立つツールになってくれる。
そして同時に、
この人と関わると、苦になるだろうなー…という人を
見分けてくれるツールになってくれる。
礼というのは、
自分と、相手を
大切に考えられる人だけが身につけている
コミュニケーションスキルなのだ。
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