もし、
あなたが息苦しさを感じて生きているとしたら、その理由は
親に教えられた世界の中で 生きているからかも知れません。
親にこうしなさい、と教えられる。
そんなことしちゃ駄目よ! と脅される。
そんなふうに子どものころ親から預かった言葉を、大人になった今でも覚えていて
親の教えに背かないように頑張っている。
自分自身を律し続けている。
だから息苦しいのかも知れません。
そしてそんな息苦しさを感じている人は、少なくないと思います。
親の言う通りに生きていて苦しいのは、あなたが親の言うことを守れない、駄目な人間だから
という訳ではありません。
むしろ逆で
子どもの頃から長い間守ってきた親の教えが、今のあなたにはもう合わなくなっている
ということを知らせるサインなのです。
植木鉢に植えられた木を想像してください。
その木は成長しすぎて、植木鉢をパンパンにしてしまっています。
この木が今よりも成長をするためには、今収まっている植木鉢を割って、さらに広い場所に根を下ろさないといけないと思いませんか?
これと同じことが、息苦しさを感じている人の心には起きています。
生きていて、息苦しさを感じる人たちは
この植木鉢(親から与えられた価値観)を割りたい! と感じている人たちなのではないでしょうか?
この息苦しさを感じる状態から抜け出したければ、
カンタンな方法があります。
植木鉢を割ってしまえばいいのです。
つまり、親から与えられた価値観を捨ててみるといいのです。
親の教えを破るといいのです。
~~をするように、と親のいいつけを守って生きてきた人は
いいつけを破ってみる。
~~してはイケナイよ! と禁じられて生きてきた人は
禁じられていたことをしてみる。
親の言葉の、外に出る。
ということを、してみる。
あなたはあなたであって、親ではないのだから
あなたはあなたなのに、親の言葉の中にいるから窮屈なんです。
人の教えに合わせているから苦しいんです。
一度、親の言葉の外に出てみると、世界がとても広いことに気がつきます。
世の中には、色んな人の価値観や考え方があって、
実は、あれをしてもいいし
これをしてもいい!
何をしてもいいんだ!
ということが分かるようになります。
自分がしがみついていた価値観は、
この世の中に数多くある価値観のうちのたった一つでしかないんだ…
ということが分かるようになります。
むしろ世の中は、自分が思っていたよりも優しくて、豊かだったということを感じられるようになると思います。
親の言葉の外に出ること。
それは、あなたの肩から重たい荷物を下ろすことです。
あなたがあなたらしく生きてもいいことを、自分に許可することです。