「姿勢も『動き』」と考える | めるもバレエ metamorphose Ballet

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バレエスタジオをつくることになり、奮闘する様子を中継してます。

2024年2月オープン
東横線 日吉 綱島・グリーンライン高田駅@横浜

「姿勢」というと「骨格」や「その(固定された)位置」のように考えてしまい、あまり「動いている」イメージは湧いてきません。
 

↓こういうのよく見ますね!

 

↓めるもではもうちょっとシンプルにしてます

(他パターンもありますが、それはセッションでやりましょう♪)

姿勢といっても…これも、「動き」なのです!

ひとつの「動作」です!

 

考えてみてほしいのですが、今日1日(たとえ今が朝で1日が始まったばかりだとしても)を思い出してみて「仙骨と胸椎と後頭骨が一直線上に来るポジション」であった時間、1秒でもありますか?

 

私はバレエとピラティスをしましたので、その間にこのポジションを取ることはありました。

 

でも、それ以外ではほぼ0秒かもしれません。

 

普段歩いている時などでもこの脊柱のニュートラルポジションは理想ですが、どうしてもバレエやピラティスを行っている時より引き上げ度は落ちて歪みます。

 

そしてバレエやピラティスをやっていると良く分かるのですが、「姿勢」といってもそのポジションに向かって、そのポジションを目指して身体を動かし続けているので、やはり「姿勢とは…動き続けること!」なのです〜。

 

Alignment(アライメント=正しい骨の配列)は、動いて獲りにいくのです!笑

重力下で生活している限り、自然と与えられるものではありません。

 

静的立位であっても実際は動的安定性、ダイナミック・スタビリティ・コントロール・システムは常に働いています。

 

人体の大黒柱である脊柱を支える多裂筋には、筋紡錘(姿勢制御の受容器)が他の部位より高い密度で存在しています。

 

筋肉が無制限に伸びすぎたり縮みすぎたりして私たちの背骨がばったり倒れてしまわないのは、この脊髄反射システムのおかげ。

 

さらにここにも皮膚が関わってきそう。

「現時点では,姿勢制御にかかわる重要な受容器は筋紡錘と考えられているが,ファーター・パチニ小体などの皮膚受容器や関節受容器も姿勢制御に関係している可能性がある.」

めるもの初回座学でも「『安定』という言葉を再考してみよう」というセクションがあり、「私達の身体が揺れ続けていること」を簡単に説明しています。

 

(「動物と建物は違う」など当たり前の話をしたりします)

 

ゆれるゆれるゆれつづける身体〜プリン

 

「姿勢」とは「固定されたポジションではない」ということ、見えてきましたでしょうか?

 

バレエのポジションだって全部そうなのです。

 

足のポジションももっともっと目指す方向がありそこに向けて動かし続け、アラベスクで伸ばした腕も脚も、止まっているわけではなく伸ばし続けていますよね。

 

動いている結果として、止まってバランスを取っているように見えるだけ。

動きの中にその形が見えているのです。

 

 

「姿勢が悪い」と諦めず、まずは人体が素敵に見えるポジションを知り、そこに向かってひたすらに動き続けることで理想の身体のカタチになっちゃいましょうお願い

 

  

 

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