Low-Eガラスの種類 | 「不細工や」とつぶやくことと、「スマートや」とつぶやくこと。

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兵庫(北播磨)在住の50半ばの男性です。自転車のこととか、キャンプのこと、子ども(小学生)のこととか書いています。  <*)) >=< 

 Low-Eガラスには2つのタイプあります

 

 日射取得するタイプ

  と

 日射取得しないタイプ

です。

※樹脂サッシ、樹脂スペーサー、ガス入りの中で2つのタイプがあります

 

 日射取得型のことを

  「断熱タイプ」と言ったりします

 また、日射取得でない型を

  「遮熱タイプ」と言ったり「日射遮蔽型」と言ったりします

 

YKKのHPから

YKKでは

 南面に、日射取得型

 東西北面に、日射取得でない型

を設置するよう言っています

 

 また、ガラスには、ペアガラス(複層ガラス)とトリプルガラスの区分もあります

 その場合、

  南面に、ペアガラス

  東西北面に、トリプルガラス

を設置するというやり方です

 

 これら2組の考え方からすると、ガラスをどう設置するのが最適か?

 

※ペアガラスは1色、トリプルガラスは2色の色が記載されています

 

 単板ガラス以外は、LIXILのカタログに掲載されている数値です

 ペアガラスであれば、特殊金属膜=Low-E)が屋外側にあるか?室内側にあるか?で効果が違うはずです

 日射熱取得率の差の大きさで言うと、

  「クリア」

    と

  「グリーン、ブロンズ、グリーン(高遮熱)」

に分かれると思うのですが、

特殊金属膜がどちらにあるかで言うと、

  クリア、グリーン、ブロンズが室内側

    で

  グリーン(高遮熱)が屋外側

です。

 特殊金属膜が室内側のときの日射熱取得率は59〜43で、屋外側のときは38です。

 特殊金属膜のある場所と日射取得率の数値は違うようです

 

 

 冬は暖かさを取り入れたいので、南面には日射取得型を採用する

 一番日射熱取得率が高い(数値が高い)のは、日射熱取得率が59のペアガラスのクリアです(単純な複層ガラスは除く)

 

 

 東西は朝陽、夕陽の日差しをカットしたいので、日射取得でない型を採用します

 一番日射熱取得率が低いのは、日射熱取得率が32のトリプルガラスのグリーン・グリーンです

 

 北はあまり日射が入ってこないので、断熱性能が高いものを採用します

 一番熱貫流率が高い(数値が少ない)のは、0.55のトリプルガラスのグリーン・グリーンです

 

 というわけで、

  南面は、ペアガラスのクリア

  東西北面は、トリプルガラスのグリーン・グリーン

を採用することにしました

 

 

 

 ちなみにこれは、夏至、春分、秋分、当時の日射量をグラフにしたものです

 春分〜秋分までは、北面にも日射があるのですね←気づかなかった。夏至の日には7時間も日射があります(ただし日射量は少ないですが)

 これから判断すると、北も日射を遮蔽する必要があるように思いますが、現在のLIXILのラインナップでは、日射熱取得が一番低いもの=断熱性能が一番高いものとなっているので、北面はトリプルガラスのグリーン・グリーンという選択は変わりません。

 

 

 

 

 

 南面のガラスは日射熱取得率で決めましたが、断熱性能も大切です

 

 これは、YKKから引用された図です。アルミフレーム+単板ガラスの数値が載っているので、だいぶ前の資料だと思います

 今住んでいる家はアルミフレーム+単板ガラス(熱貫流率6.51)で、それが新しい家では熱貫流率が1.2(南面)とか0.55(東西北面)になるんですからだいぶ断熱性能が高まります

 

 ペアガラス(南面)の熱貫流率1.2というのが気になっていますが、今住んでいる家と比べるとすごく性能が高いことが分かりました