足尾ドライブwithデミオ | ユーヤのブログ

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主に趣味と私の日常を書いています。

デミオにサイクルキャリアをつけたので、シェイクダウン!

特に用事はありませんが、どこかに出かけたくなる今日この頃です。

梅雨入りしたため生憎の天気ですが、それでも楽しい愛車とのドライブ。


手始めに、まずは自宅近くを通っている国道122号線を起点から終点まで走ってみようと勝手に企画しましたウインク


国道122号線は東京都豊島区西巣鴨から栃木県日光市までの約163kmの国道です。

正直、コースの8割は住宅の多い市街地を通るので渋滞はあるし、信号は多いし、ストップアンドゴーも多いということで気持ちよく走れる道路ではありません。

しかし、桐生市あたりから段々と山並みが見え始め、信号や交通量も一気に少なくなるので非常に走りやすく、またロケーションも最高になるんですよね。


桐生からは峠道になるので一気に日光方面まで登っていきます。
道中、足尾で観光。
足尾は、あの有名な足尾銅山で栄えた街です。
行ってみて思ったのですが、とてつもないくらい山奥にあり、ここが栄えるんだ…と内心思えるほどの秘境にあります。
そんな足尾の街は、良い意味で昭和の時代で止まっていると思えるほどレトロな建物がたくさんあり、その多くは有形文化財に登録されているそうです。

この足尾駅も国の有形文化財に登録されており、あまりのカッコよさに思わず足を止めました。

足尾駅はその昔、足尾銅山で産出された鉱物等を輸送するために貨物線列車が行き来していた時代がありました。

その由来で駅には貨物ターミナル跡が残り、今でも土地が残されております。


貨物輸送がなくなった現在では、残っている線路に当時の車両が保存されております。

しかも一両や二両ではないから驚きです!


このモーターカーなんかは今となってはかなり貴重で、こんな間近で見たのは初めてでした‼️

(貨物オタ歓喜!)

山の中にいきなり貨車が置いてあるんですから驚きますよね〜。

しかも結構綺麗に残っております。


その昔はここに蒸気機関車が、80年台にはディーゼル機関車がこの貨車達を引いて浜川崎まで来ていたんですから考え深いものです。

木造貨物ホームも当時のまま。

もう何十年も時間が止まっているような、駅全体がノスタルジックな感じでした。

このワンショットなんて、Nゲージのレイアウトにありそうな感じです!

いや〜いいなラブラブ

見たくても見れない構図に感動🥹

足尾駅を楽しんだ後は、わたらせ渓谷鉄道の終点間藤駅方面へ向かいます。

しかし、終点駅よりも先にさらに線路が伸びていたので行ってみました。


実はこの鉄路、間藤駅よりも更に奥が本当の終点でして、その昔、足尾本山駅という駅がありました。

ただ、一般人は降りれない貨物専用駅ということで、間藤駅より先は事実上行かなかったのです。


この路線は80年台後半まで使用されておりましたが、貨物輸送が廃止になると、線路や鉄橋、踏切も含めそのまま廃止に。

未だに撤去されず当時のまま残っておりました。

駅と言っても大きな工場に線路が続いているだけで、皆さんが知っている駅ではありません。

鉄橋には線路がそっくり残されており、今でも列車が来そうな雰囲気なのが不思議な感じでした。


ちなみに、旧足尾本山駅のすぐ隣には国の重要文化財である古河橋(ふるかわばし)があり、現存する道路橋では国内最古の橋と言われております。


そんな古河橋でデミオと一枚。

こんな日でもこの橋を見に来るために観光客の方が何人も居られてました。

古河橋を後にすると立派な煙突が‼️

ここは製錬所の大煙突で、遠くからしか眺めることはできませんがその大きさには驚きます😳

煙突とは逆方面の旧足尾本山駅方面を向いてみると貨物駅のようなもの見えますね。

ここが足尾銅山であり、歴史の教科書にも載っていた足尾銅山鉱毒事件の大元でもあります。

日本の近代化とは裏腹に公害による環境破壊が行われてきた負の遺産でもある、なんとも複雑な場所ですね。

大煙突を後にして、間藤駅方面まで戻ってきました。

もう二度と来るはずのない列車を待っているかのように、線路が伸びていました。


足尾銅山を見学した後は日光いろは坂を登り、金精峠から群馬県片品村まで降りて来ました。

途中、道の駅尾瀬かたしなで足湯に入りながらスイーツを頬張ったり🍰

やっとのことで街中まで降りてきて、本日の旅はここでおしまい。

梅雨を感じさせる紫陽花を横目にコーヒーいただくのでした。


P.S.

行き先も考えず、ふらっと出かける旅。

これがまた楽しいんですよね〜


また機会があったらどこかに出かけてみたいと思います。