丁度、ミキがコーヒーを運んで来た


サービスのオシボリをオレに手渡しながら


「ジンさん、今、エッチなコト考えてたでしょ?
なんかイヤラシい顔でニヤニヤしてた」


これだから女ってのは油断出来ない

見透かされてるよ



「ミキのコト考えてたのさ」



「嘘ばっか、コーヒー代はジンさんのハコから抜いておきましたからね」



「ああ、18ハコ全部で、ミキと1日デート♪
ってのを、メニューに入れておいて欲しいね」



「明日、社長に提案しときます」



ミキは笑いながら、可愛いらしいお辞儀をして
サービスカウンターの方へと戻って行った



オレにとってこのコとの軽いじゃれあいは
ともすれば、単純作業で気が滅入るコトの多いパチプロ稼業の良い気分転換になっていた


コーヒーを飲みながら、再び時計を見る



20:27



期待値の倍以上を出している展開、且つ、優良台


この時間での打ち止めは早過ぎるが



『ポルコロッソ』にオレを訪ねて来るという

『若くて綺麗な女』



ヒトミの手作りトリュフ


早仕舞いするには充分過ぎる理由だろ?



…ああ…また自分に妥協してしまう



ま~今までも、妥協しない人生を送って来たのなら…



ギャンブラーなんてやっちゃいないさ



(この章続く)


ヘタクソなオナニー小説も、そろそろ物語が動き始めます(笑)


登場人物も、1つのエピソード毎に、何人か出て来ますが


基本的に常に登場するのは




主人公のジン

『ポルコロッソ』のママ?でオカマのヒトミ

花屋のケン

コーヒーレディのミキ


と、こいつらがレギュラーです




オレは、いろんな街の繁華街が大好きで(笑)



そこで日夜、葛藤しながら生きてるヤツらが大好きです(^^)




街は、それぞれの街ごとに、いろいろな種類の空気感?をまとっています



この物語の最大のテーマは



『街』を描くこと




作者の力量が圧倒的に足らないため(>_<)
上手くは描けませんが(笑)


ジンの居る街がアナタの街に似ていたら…





嬉しいなあ


携帯アドレスのヒトミの番号を押す




♪I want you~♪I need you~♪



………



携帯から聞こえてくる着うた



…たく

40手前のオッサンがコレ、着うたにするかね?


困ったモンだ




数秒後

携帯からヒトミのハスキーヴォイスが聞こえてきた




「あらぁ~ジンちゃん♪ケンから聞いた?」



「あぁ、オレに客だって?」



「そうなのよ 昨日遅くにジンちゃん訪ねて来たんだけどね

ジンちゃん昨日は来なかったでしょ

それで今日、もう一度来るから伝えて欲しいって頼まれたの」



「男かい?女かい?」



「 オ  ン  ナ

しかも若くて綺麗なコ

ジンちゃん、どんな悪いコトしたのよ?」



「商売っ気のあるカンジかい?」



「ま シロートね」



素人で若くて綺麗な女


ここ最近、関わり合った覚えはない


ヒトミがシロートと言う以上

借金取りでも、美人局でもないだろう



オレは数秒考えて言った


「あと30分くらいで顔出すよ
来たらそう言っておいてくれ」



「ラジャ♪
そうそう、今日は最高に上手く出来たトリュフチョコがあるわよ
グレンフィディックの年代物と合わせたら、昇天確実ね♪」



「話を聞いただけでイキそうだよ
なるべく早く行く」


オレは携帯の通話終了ボタンを押した


ヒトミの作るスイーツは、そこらのパティシエじゃ太刀打ち出来ない絶品なのだ



(この章続く)