
竹宮ナオは、先程までのオレと同じように、グレンフィディックとトリュフチョコのゴールデンコンビを嬉々として味わっていた
オレもよく言われるコトだが
実に旨そうに飲み且つ食べる
そしてココが微妙なところなんだが
食べ方や飲み方に気取りがあってはいただけないが、下品でもまたダメ
彼女はトリュフチョコを、形の良い細い指でつまんで口に持っていく所作が実に艶っぽい
絵になるコというのはいるものだ
オレは、グレンフィディックからジャックダニエルズへ変えて、彼女が食べ終わるのをゆっくり待つコトにした
オレならあれだけ絶品のトリュフチョコを残して、他に関心を向けるコトはない
多分、彼女も同じだろう
ヒトミは目を細めて、自分の自信作を一心に味わう彼女を見ている
若い女の子には総じて点数の辛いヒトミだが、竹宮ナオには珍しく第一印象の及第点をつけたようだ
トリュフチョコの最後のひとつを口に入れ、2杯目のグレンフィディックを飲み干して、ようやく彼女は現実に戻ったようだ
夢から覚めたかのように大きな目を瞬いて、オレとヒトミを交互に見て顔を赤らめる
本物の美人はどんな表情をしていても美しい
「ヤダ、わたし…あんまり美味しかったモノだから…」
「オーケー♪最高の褒め言葉だわ」
ヒトミが満足気に頷く
彼女はスッと背筋を伸ばして、ヒトミの目を真っ直ぐに見て
「このトリュフチョコはマスターが作られたのですか?」
「そうよ、それからマスターじゃないわ
アナタがまたこの店に来るつもりなら、あたしのコトはヒトミって呼んで」
「あの、わたしこんなに美味しいトリュフチョコ、今まで食べたコトありません
お料理やお菓子作りが好きで、自分でも作るのですが足下にも及びません」
「いるならレシピをあげるわ」
「ホントですか!?ヒトミさんありがとうございます!」
彼女は喜色満面でヒトミの手を握る
コレにはヒトミの方が面食らったようで、オレの方に慌てて視線を向ける
「アナタ、ジンちゃんに何か用事があって来たんじゃないの?」
「あっ、そうなんです」
竹宮ナオは、弾かれたようにオレの方へ椅子ごと向き直った
(この章続く)
オレもよく言われるコトだが
実に旨そうに飲み且つ食べる
そしてココが微妙なところなんだが
食べ方や飲み方に気取りがあってはいただけないが、下品でもまたダメ
彼女はトリュフチョコを、形の良い細い指でつまんで口に持っていく所作が実に艶っぽい
絵になるコというのはいるものだ
オレは、グレンフィディックからジャックダニエルズへ変えて、彼女が食べ終わるのをゆっくり待つコトにした
オレならあれだけ絶品のトリュフチョコを残して、他に関心を向けるコトはない
多分、彼女も同じだろう
ヒトミは目を細めて、自分の自信作を一心に味わう彼女を見ている
若い女の子には総じて点数の辛いヒトミだが、竹宮ナオには珍しく第一印象の及第点をつけたようだ
トリュフチョコの最後のひとつを口に入れ、2杯目のグレンフィディックを飲み干して、ようやく彼女は現実に戻ったようだ
夢から覚めたかのように大きな目を瞬いて、オレとヒトミを交互に見て顔を赤らめる
本物の美人はどんな表情をしていても美しい
「ヤダ、わたし…あんまり美味しかったモノだから…」
「オーケー♪最高の褒め言葉だわ」
ヒトミが満足気に頷く
彼女はスッと背筋を伸ばして、ヒトミの目を真っ直ぐに見て
「このトリュフチョコはマスターが作られたのですか?」
「そうよ、それからマスターじゃないわ
アナタがまたこの店に来るつもりなら、あたしのコトはヒトミって呼んで」
「あの、わたしこんなに美味しいトリュフチョコ、今まで食べたコトありません
お料理やお菓子作りが好きで、自分でも作るのですが足下にも及びません」
「いるならレシピをあげるわ」
「ホントですか!?ヒトミさんありがとうございます!」
彼女は喜色満面でヒトミの手を握る
コレにはヒトミの方が面食らったようで、オレの方に慌てて視線を向ける
「アナタ、ジンちゃんに何か用事があって来たんじゃないの?」
「あっ、そうなんです」
竹宮ナオは、弾かれたようにオレの方へ椅子ごと向き直った
(この章続く)
