「はい」



竹宮ナオは、オレの目を真っ直ぐに見つめている



先に視線を外したのはオレの方だった




オレはジャックダニエルズのグラスに一度視線を落として、彼女に向き直ると





「まずひとつ


どうしてミキを先に訪ねて行かない?

話の流れからすると、いきなりオレを探して来るよりミキを経由した方が自然だ」




オレの疑問を聞いて、今度は彼女の方が視線を外す




少し躊躇うように、形の良い指を自分の頬にあてると、決心したように言葉を紡ぐ






「実は……わたし以外に最終選考に残った2名のウチのひとりが……ミキさんなんです」





…………




コレにはオレが驚いた




ミキがねえ



確かにミキも竹宮ナオとは異なるタイプの美人だが…






竹宮ナオにとって、ミキは今回のライバルというワケか…




オレが黙っていると竹宮ナオは話を続けた




「最終選考に残った3名の中で、一番、審査員の評価が高かったのがミキさんなんです

わたし…わたしミキさんには負けたくないんです」



(この章続く)


今週は公私共に忙し過ぎて、『クスブリ』の続きをupする時間がないっス
(>_<)


ま~それと言うのも、7月に遊び過ぎちゃった私が悪いんですけどね えぇ


趣味でやってるボクシングのスパーリング大会が10月にあるので、今から真面目に練習しとかないと間に合わないのですよ
(^_^;)


合わせて8月は、会社の夏休み期間で、ローテーションで休み取るので出勤番の人間は休めない、帰れない
(>_<)


あ すっかり愚痴ってしまった…


そんなこんなで、早く続き書きたいのですが、日曜日まで書けないのですよ~
(T_T)


いつもブログでペタして下さる方

どうもスミマセン
m(_ _)m


しばし、お待ち下さいませ
( ̄∀ ̄)


「春天か‥でも競馬やったコトのないアンタがどうしてまた?借金でもあるのかい?」



そう尋ねると、竹宮ナオは思い詰めた表情で語り始めた



「わたし、女優を目指していて小さな芸能事務所に所属しているのですが
まだ、全然お仕事とか無いんです…

でも、この前『ウマバン』という競馬情報番組の、MCアシスタントのオーディションを受けたら最終選考まで残るコトが出来て…」




なるほどね
女優の卵なのか
それでこのルックス


オレは自分の中で妙に納得しながら、彼女の話に耳を傾けた



「最終選考には、わたしを含め3名が残っているのですが
番組ディレクターさんの意向で、3名に本気で競馬の予想をさせて、その結果で決定する、というコトなんです」



「その予想するレースが来月の天皇賞なんだ?」



「はい、わたし今回のチャンスは絶対に逃したくないんです!それで…」



「それで、偶然ミキから話を聞いたオレに予想を教えて欲しい、というワケか」



「はい、ジンさんの噂を聞いて、教えてもらうにはこの人しかいない!
って思ったんです

実際にギャンブルで生活している人なら予想が信用出来ると思って」



やれやれ…



見かけによらず思い込みの激しいお嬢さんだ



オレが黙っていると(内心呆れていたのだが)



彼女は続けて言った



「お願いします、初対面の方に失礼は承知の上です

お礼は…わたしに出来る限りのコトはします」



そう言うと、彼女はオレに深々と頭を下げた




「ちょっと待って、とりあえず頭を上げてくれないか」


オレが慌てて言うと



彼女は静かに姿勢を戻し、オレの言葉を待つように黙っている



しかしねえ…



芸能界ってのはよくわからない世界だ



『ウマバン』はオレも何度か見たコトがあるが、真剣な予想をする競馬情報番組というより、エンターテイメント性の高い番組だ



競馬なんて知らなくても、彼女ほどのルックスなら問題なさそうなモノだが…



オレは少し考えて彼女に言った




「確認したいコトが幾つかあるんだが…」




(この章続く)