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来たる艱難期黙示録の歴史 第3部B: パート36
反キリストとその王国 ロバート・D・ルギンビル博士著より
V.第一次南方作戦 (続き)
第一次大戦の初期段階は、小惑星「にがよもぎ」によって世界の淡水が破壊された後に行われ、
(世界はまだその影響に苦しんでいる最中)
その戦争のほぼ中盤に世界の天の光が撃たれます。(その影響は戦争の残りの期間中続く)
ちょうどアハブ王が神の裁きによる水不足の時に、軍事資産を守るために多大な努力をし、
苦しんでいる住民は犠牲にしたように,(列王記上18章2-6節)
(多くの死者が出ると言われている:黙示録8章11節)
第三のラッパの裁きによって
地球の住民がどんな困難に遭遇しても、おそらく反キリストと南の同盟の指導者は、
その膨大な軍隊に深刻な障害がかからないようにすることでしょう。
ただでさえ人を寄せ付けない地形に、さらに新鮮な水を長距離輸送するという
物流上の問題は別として、
第三のラッパがこの戦争の動向に深刻な影響を与えることはないと思われます。
(実際、ダニエル書11章にはそのような兆候は見当たりません)
四つ目のラッパによる裁き、
すなわち、この戦闘の期間中、四ケ月間にわたって起こる著しい光の減少は、
実際には、この遠征が双方に課す前例のない行進の妨げとなり得る暑さを、
確実に軽減する効果があるかもしれません。
いずれにせよ、この戦争と獣の側での成功裏の終結に関する聖書の証言から、
最悪の場合、これら二つの裁きの悪影響は両者に等しく影響し、
いかなる場合でも、バビロンと復活したローマの軍による成功の終結を妨げることはない、
と結論づけることができます。
南の三国同盟に対して、反キリストが放つ二つの戦略の主な違いの一つは、
第二次大戦の策略が圧倒的に優れた海軍の
(ヘブル語を参照:民数記24章23-24節; ダニエル11章30節, 11章40節以下に取り上げる)
決定的な介入によって特徴づけられるのに対して、
この最初の遠征は明らかに、上記で示唆されたように完全な地上侵攻で行われるという点です。
これにはいくつかの理由があります。
第一に、まだ半独立状態にある世界の多くの地域は、
この時点ではまだ反キリストの支配下に置かれつつある段階で、
南半球の人口と権力が集中する世界の主要な海洋の沿岸地域を確保するために
海軍力の大幅な投入が必要となるということです。
バビロンと復活ローマの海軍と水陸両用軍はこの任務で頭がいっぱいで、
この最初の作戦では大きな影響を与えられないと思われます。
第二に、復活ローマと南方同盟の本質的な地理的条件を考慮すると、
反キリストはこの任務を完了するために二回の作戦を必要とし、
この最初の、主に地上作戦は、南方の軍隊の初期の戦力低下と、
後続の作戦で打撃を与えるために必要となる基地の設置と
資源の準備のための主要地勢の確保を、戦略目的としている可能性も高いと思われます。
また、第一次作戦を北から南への完全な陸上作戦として行うことで、
第二次作戦の大規模な海軍作戦を予想外の展開とすることで、
戦略的な奇襲の機会を作り出すこともできるのです。
しかし、彼(=南の王)に対して、陰謀をめぐらす者(=従属する南の三王)があるので、
これ[北の王]に立ち向かうことができません。
すなわち彼の食物を食べる者たち(=彼の側近)が、彼を滅ぼします。
そして、その軍勢は押し流されて、多くの者が倒れ死ぬでしょう。
このふたりの王(=反キリストとマハディ)は、害を与えようと心にはかり、
ひとつ食卓(=和平会議)に共に食して、偽りを語るが、それは成功しません。
[大艱難期の]終りはなお定まった時の来るまでこないからです。
(ダニエル11章25-27節)
戦術的な考慮はさておき、上記の節は、この最初の対決で南が失敗し、
北が勝利する主な理由は、反キリストの手先の南の指導者による
(すなわち、南の三人の従属王で、彼ら自身が十本の角の一部であり)
マハディに対する裏切りがあることを明確に示しています。
このことは、南軍が反キリストの数的に劣る軍よりもかなり強く、
(技術的には多少優れているかもしれないが)
もし戦いが同じ土俵で行われたなら、結果はかなり違っていただろうことを示唆しています。
この三人の王の内輪が、この第一次大戦でマハディの希望をどのように損なうのか、
具体的には語られていませんが、推測することは難しくありません。
悪い助言(たとえば、北側で獣にとって後方支援の状況を容易にするような
決定的な行動を促し、南側にとってはより困難にするような助言)の数々、
士気の低下、誤った噂の流布、獣にマハディのすべての動きと計画を知らせ続けること、
そして、必要な作戦を適切な勢いで意図的に実行しないことによって、
この三人は獣に決定的な優位をもたらすでしょう。
この時点で留意すべきは、彼の戦略的撤退と南側との和平条約の結果、
おそらくその時点ではイスラエルに獣の大規模な進軍は
起こることはないだろうということです。
(この展開は明らかに、反キリストが世界本部をエルサレムに移す第二次作戦の終了を
待つことになります;ダニエル11章41節を参照)
開戦事由が比較的脆弱であることからも、この最初の作戦におけるイスラエルの主な役割は、
単に自国を守ることであり、おそらくはもっと南に位置する王国同盟
(すなわちエジプトおよびその同盟国)の軍からの直接的介入を
阻止する役割も果たすだろうと推測できます。
しかし、だからといって、獣がこの機会を利用して、
まだかなりの戦力が周辺にあるうちにイスラエルにとどめを刺し始める可能性がない
とは言えません。
この時期のイスラエル国内の政治情勢は、極めて緊迫したものになると思われます。
一方では、世俗的なユダヤ人の多数派が非常に強力な指導者
(実際、「十人の王」の一人)を権力の座に就かせることになります。
しかし、他方では、モーセとエリヤの働きと彼らが指揮する
144,000人の世界的伝道が、この時点で頂点に達し、
<少数派であっても>かなりの数の信者が生まれるでしょう。
南方同盟の敗北は、「無価値な羊飼い」
(すなわち、イスラエルの首相)の多くの熱烈な支持者たちでさえ、
その獣と彼の帝国に対してやや熱意を失うような展開となるでしょう。
同時に、反キリストもイスラエルとの対応において、より制約を感じなくなるでしょう。
南の敗北は「お膳立て」されているので、
全世界が彼の手に完全に落ちるまであとわずか一歩となり、
イスラエルを守るための「十字軍」などという大義名分の必要性は、まもなくなくなります。
この時点で、獣はイスラエルに対して、
その国家とユダヤ人に対する彼の究極の計画について客観的観察者に
ほとんど疑念を抱かせないような、予備的措置を取るための余裕を得ます。
彼はイスラエルを保護する必要性に基づいて、世界的な政治運動を展開してきましたが、
実際にはイスラエルを破壊することが、常に彼の父であるサタンの計画だったからです。
彼(=反キリスト)は大いなる財宝をもって、自分の国に帰るでしょう。
しかし、彼の心は聖なる契約にそむき、
ほしいままに事をなして、自分の国に帰ります。
(ダニエル11章28節)
ここで使われている「聖なる契約」という言葉は、
モーセとエリヤと144,000人の回復の働きによる
ユダヤ人に対して、
およびメッセージに応じるイスラエルにいる人々の心と手に対しての
両方に施される神の恵みと真理を指しています。(ダニエル11章30節;11章32節)[1]
この働き自体を妨げる反キリストの広範囲に及ぶ努力はすべて、
この時点で失敗することがわかります。
(主が二人の証人に、直接的な脅威を退ける十分な能力を与えて下さるためです:
しかし、この聖句は、第二次大戦が終了した後、猛烈な迫害が始まることを表しています。
この時、獣と無価値な羊飼いが、真の信者に対して
どのような威嚇をするかは想像するしかありません。
(おそらく、ダニエル8章10節, 8章23-25節, 11章32-35節で
予告されているようなことも含まれるでしょう)が、
救いのメッセージを率直に受け入れていないすべての人々に、
特別な圧力がかかると考えることはできます。
このような戦略には、「神を知る人々」と、
神殿の復元された儀式にさまざまな程度の感情的な愛着を抱く人々との間に、
溝を広げるという利点があります。
後者は、イエス・キリストとの真の関係のために、
この世での安定した生活を放棄することを望まないでしょう。
しかし、ダニエル11章28節で言及されている反キリストの行為に伴う
(特に南からの脅威が減少している時に起こる)
人々の個人の自由の制限や伝統的儀式の変更・制限は、
イスラエルの多くの人々に受け入れられず、次に述べるような影響を与えるでしょう。
[1] この表現について、M.F. Ungerは次のように述べています。
「真の神の知識と崇拝を奉ずるユダヤ民族の定め(すなわち「聖なる契約」)」、『Commentaryon the Old Testament』第2巻(シカゴ、1981年)1684ページ。
--パート37に続く
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万事を益となるようにして下さることを、
わたしたちは知っている。
(ローマ8;28)
感謝します
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(備忘録)
昨日は長男さんのところにお祝いを持っていきました
私事ですが、長男が9月24日に入籍し、結婚することになりました
式は挙げずに、来月は購入した新しい家に引っ越しの予定もあり
体調不良で兄弟の顔合わせの食事会がキャンセルになったまま
慌ただしく過ごしているようです
休みとはいえ、夕方から別の予定も入っているという事で
長女さんが朝、栗ご飯を炊いてくれたのを持っていき簡単に昼食を済ませ、
美味しいロールケーキと珈琲を頂きながら
今までの心の内の色々のことを話し合い
短くても深い時間を過ごすことが出来ました
昨日は集中的に雨が降るという予報でしたが
行き帰りは小雨程度で助かりました
出かける時に、私は特に雨が降るのは苦手なのですが
『雨降って地固まる』という言葉のように、
また、『命あっての物種』でもあるように、
これから二人の歩む道が最善の道に導かれ
守られ、幸せに暮らせますようにと
お祈りします
はーとぅ~
今日もありがとう~