からの続きです
艱難期の始まり 第3部A パート38
Ⅲ.裁きのラッパ:(ヨハネの黙示録8章6節-9章21節 )
5. 第一の災い:悪霊の襲撃 (黙示録9章1-12節)
黙示録9章1~12節
(1) 第五の御使が、ラッパを吹き鳴らした。
するとわたしは、一つの星(すなわち、天使)が天から地に落ちて来るのを見た。
この星に、底知れぬ所の穴を開くかぎが与えられた。
(2) そして、この底知れぬ所の穴が開かれた。
すると、その穴から[出た]煙が大きな炉の煙のように立ちのぼり、
その穴の煙で、太陽も空気も暗くなった。
(3) その煙の中から、いなごが地上に出てきたが、地のさそりが持っているような
[人を害する]力が、彼らに与えられた。
(4) 彼らは、地の草やすべての青草、またすべての木をそこなってはならないが、
額に神の印がない人たちには害を加えてもよいと、言い渡された。
(5) 彼らは、人間を殺すことはしないで、五か月のあいだ苦しめることだけが許された。
彼ら[いなご]の与える苦痛は、人がさそりにさされる時のような苦痛であった。
(6) その時には、人々は死を求めても与えられず、
死にたいと願っても、死は逃げて行くのである。
(7) これらのいなごは、出陣の用意のととのえられた馬[のミニチュア]によく似ており、
その頭には金の冠のようなものをつけ、その顔は人間の顔のようであり、
(8) また、そのかみの毛は女のかみのようであり、
その歯はししの歯のようであった。
(9) また、鉄の胸当のような胸当をつけており、
その羽の音は、馬に引かれて戦場に急ぐ多くの戦車の響きのようであった。
(10) その上、さそりのような尾と針とを持っている。
その尾には、[この]五か月のあいだ人間をそこなう力がある。
(11) 彼らは、底知れぬ所の使を王にいただいており、その名をヘブル語でアバドン
(=「破壊」)と言い、ギリシヤ語ではアポルオン(=「破壊者」)と言う。
(12) 第一のわざわいは、過ぎ去った。
見よ、この後、なお二つのわざわいが来る。
これまでのすべてのラッパの裁きで見られた激化の傾向は、
この第五の裁きでも見られます。
たしかに、このいなごは実際に致命傷を与えることはできませんが、(信者を除く)
全世界を苦しめ、刺されるたびに死を望むほどの苦痛を五ヶ月にわたって与えます。
この災いは、神を認めない全世界の住民に、長期にわたる恐怖の波をもたらすでしょう。
私たちはまた、このイナゴの出現がもたらすパニックと苦痛、
すなわち、イナゴがやってくる威圧的な雲、獰猛な個々の姿、
そして、刺されるとこのような悲惨な結果をもたらす刺されるという
絶え間ない脅威の心理的衰弱の影響を過小評価すべきではありません。
ここで最初に理解しておかなければならないのは、
この災いも、それに続く災いと同様に、
悪魔(すなわち、堕落した天使)の働きによって行われるということです。
神はしばしば、ご自身の神聖な目的のために、人間の邪悪な代理人を用いられます。
(例えば、アッシリアとバビロンによるイスラエルの懲らしめや、
黙示録17章17節の反キリストによる新バビロンの滅亡)
このことは、ここでのように、悪魔とその手下たちを利用される場合にも当てはまります。
(第一コリント5章5節; 第一テモテ1章20節における、
パウロによる違反した信者のサタンへの引き渡し参照)。[1]
サタンとその従者たちが、そのような場合に神が提供する「機会」が
自分たちの利益にとってまったく逆効果であることを理解せず、
神の命令を達成するためにいとも簡単に、そして完全に方向転換してしまうことは、
神の近づきがたい知恵と、悪が常に引き起こす盲目的な愚かさについて
多くのことを物語っています。
しかし、そのようなことはよくあることで、
私たちの神は、すべてのことを働かせて益としてくださるのであり、
この人類の歴史の短いスパンで起こることで、
(あるいは、起こったこと、これから起こるであろうこと)
神が知らないこと、あるいは、神が計画されていないことは何一つないのです。
神は、悪がそれ自体に矛盾をもたらし、反論し、非難するように、
その限りなく賢明な計画を構築しておられ、
その一方で、神と御子を受け入れようとするすべての被造物には、
そのための恵み深い機会を与えておられるのです。
主が追い出した悪魔の軍団がガダラで豚の群れを支配したのと同じように、
ここでのイナゴは悪魔に支配されています。
(マタイ8章28-34節;マルコ5章1-17節; ルカ8章26-37節)
このイナゴの群れに対して与えられた支配力は、
明らかにその時よりも明らかに完全であり、
不信仰な世界に対する神の裁きを実行することができるようになりました。
しかし、それでも不信仰な人々に限定するようにという神の指示に従わなければなりません。
獣によるバビロンの破壊の場合、反キリストは自分の目的に役立つと思いながらも、
実際には神の御心を達成することになります。
この場合も、神が主権的に決定した正しい裁きのための災害を、
(すなわち、第5と第6のラッパの裁き)
サタンが自分の王国を確立するための好ましい手順としてみなしている可能性を
排除すべきではありません。
この堕天使の大群が、同様に神を拒否することを選んだ人間を同様に苦しめるのは、
サタンとその従者たちが体現し支持する悪がしばしばヒューマニズム、文明、
「善」の仮面を被っているにもかかわらず、
人類一般に対する思いやりは全くないことを明白に示しています。
この災いが悪魔に取り憑かれたイナゴによるものであるとする
上記の解釈の真偽を示す要素は数多くあります。
ギリシャ語のイナゴ(akris, ἀκρίς)は女性名詞ですが、
4節の「彼ら」は男性名詞であり、イナゴに取り憑いている悪魔を指しています。
(5節と7節に見られる形も同様です)
第二に、ガダラの豚の群れの事件において、
(マタイ8章28-34節;マルコ5章1-17節; ルカ8章26-37節)
聖句は、肉体的な生き物の、体に入り込み、指示するために、
悪魔の大集団に与えられた神の許可という確かな一致点を示しています。
(ただし、上で指摘したように、黙示録9章1-12節では、
神の特別な目的を達成するために、支配はより徹底的なものになってきます)
最後に、次のラッパの裁きと同様に、この裁きは独特な方法で行われます。
第五と第六のラッパの裁きでは、災いは上空から開始されますが、
(ここでは「星」によって、次の裁きでは香の金の祭壇からの命令によって)
しかし、これらの両方の場合において、裁きの効果の原因となる現象は、
(最初の四つのラッパの裁きの天の現象の場合のように)
上空の天からではなく、
地面の下から、正確に言えば底知れぬ所から、
すなわち、現在解放されていないある悪霊が収容されている場所として専ら知られている、
黄泉の一つの領域である底知れぬ所から起こります。
(第一ペテロ3章19-20節;第二ペテロ2章4-10節;ユダ1章5-7節;
[1] 「聖書の基本」: 第二部A:天使論、II.9.7「神による悪霊の使用」を参照。
[2] 「サタンの反乱」第2部「創世記の空白」、セクションII.b
「神の裁きのしるしとしての海」参照。「来たる艱難期」パート2B:
「苦難への天の前奏曲」、セクションIの「海」も参照。
--パート39に続く
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
日々のデボーションの為には【休息と癒し】のサイトに毎日掲載されている
過去記事の「ひとしずく」も、どうぞお役立てくださることをおすすめします
はじめての方へ | 休息と癒し (kyusokutoiyashi.jp)
![](https://i.ytimg.com/vi/zcE25X8xIx0/maxresdefault.jpg)
「ダーク・トゥ・ライト」https://darktolight.jp
私達が主の御声を聞くことにおいても成長できますように。
また、ご意見、ご感想、またオーディオクラスに関心のある方、
shizuku365@proton.me までご連絡ください。
*:..。o○☆゚・:,。*o○☆:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○
第一のラッパから始まり第四のラッパまできましたが
今日は第五のラッパで、最後の七つのラッパまでの三つの災いの始まりですね
段々と状況は厳しくなっているのが分かりますが、
悪魔の思惑通りの反応をするのではなく、
”神はどんな奇跡を起してでも私たちを養って下さる、
時が来たときには、天国に引き上げて下さる、”
と神に完全に信頼し、愛に生き続けることができるようにと
お祈りします
*:..。o○☆゚・:,。*
(備忘録)
今朝は晴れて、爽やかな風を感じました
山鳩は今朝も鳴いて起こしてくれました
今日は病院に行って、部分麻酔で組織検査をするために
頭の髪を少し剃られてしまいます
おでこのすぐ上なのでヘアバンドか帽子をかぶって帰って来なくちゃ
暑い日が続きますので
皆さんも体調管理にお気をつけ下さいね
では、行ってきます
*:..。o○☆゚・:,。*
長男さん試作
*:..。o○☆゚・:,。*
ノウゼンカズラが咲き始めているね
夏を感じます
ムクゲも咲き始めたよ
*:..。o○☆゚・:,。**:..。o○☆゚・:,。*
ロジャー君
のそのそのそ・・・・
からの・・・
このポーズ
また来るね
今日もありがとう~