からの続きです
艱難期の天の前奏曲 第2部B:パート6
天の神殿の型としての地上の幕屋と神殿:
2. 聖所(出エジプト記第25章~第40章参照)。
幕屋<移動式天幕>と後の神殿<イスラエルが定住した後に建立された建物>には
二つの空間があり、一般的にそれぞれ聖所、至聖所と呼ばれています。
聖所は外側の空間で、二つの部屋のうち大きいほうで、
供えのパンの机、香の祭壇、金の燭台があり、
楽園での神と聖徒との交わりを代表するものでした。
人間創造の前から、エデン、地上の楽園、現在の第三の天、永遠の新エルサレムまで、
「楽園<パラダイス>」の場所は様々でしたが、
その最も基本的な側面は常に同じで、
被造物が神との制限のない交わりを楽しむ場所です。[1]
現在、主の十字架、復活、昇天、天の至聖所への「<複数の>天を通って」以来、
「楽園<パラダイス>」は第三の天、天の神殿、
父なる神の住まいを意味するようになったのです。
キリストの昇天は天の「幕を裂き」、人と神を隔てる障壁をキリストの血によって裂き、
御子を信じて従うすべての者に父への「アクセス」の道を開きました
彼は唯一の入り口であり、天国への唯一の道だからです
(マタイ7章13-14節; ルカ13章24-25節; ヨハネ10章7-9節, 14章6節;
彼はまさに文字通りに天の聖所への我々の「導き手」です。
(我々のアルケゴス<archegos:君/導き手>:
使徒行伝3章15節, 5章31節; ヘブル2章10節, 12章2節)
ですから、イエスの死、すなわち、
イエスがその勝利の人生と犠牲をあらゆる点で完璧に完成された瞬間、
御父は実際の神殿の幕を裂かせ、それを見るのを拒まないすべての人に、
救いを象徴的に表されたのです。
まさにその神殿において、
イエスのわざのすべてがわかりやすく示されたのです:
十字架が完成され、人は今まさに神の前に出ることができるようになりました--
ただし、主の犠牲の死に基づいてです
(マタイ27章 51節とヘブル10章19-20節を参照)。
キリストの働きは敵意と疎外感の幕を取り除き、(人間が最初の親の罪によって建てた)
父との和解を可能にし、私たちがキリストの血によって
神の前に立つことができるようにしてくださったのです
(ローマ5章1-21節; 第二コリント5章17-21節; エペソ2章14-18節;
コロサイ1章19-22節; 第一ペテロ3章18節を参照)。
私たちの主の犠牲を(それはあらゆる点で御父に受け入れられるものでした)
あらかじめ見込んでおられた御父は、御自身に信仰を置く人々のために、
すべての罪の代償となる手段として御子をお与えになるまで、
罪に対する裁きを憐れみ深く遅らせておられたのです。
(ローマ3章25-26節; 第二コリント5章19節; 使徒行伝14章16節, 17章30節を参照)。
この救い--罪の赦しと永遠のいのちの提供--は、
十字架後にイエスを信じたすべての人たちだけでなく、
十字架以前に旧約聖書全体を通してなされた神の約束と、
幕屋とそのすべての儀式にはっきりと描かれた、来るべきお方を信じて、
神に赦しと永遠のいのちを求めたすべての人たちにも及ぶのです。
(例えば、詩篇22篇; イザヤ52~53章; ルカ24章25~27節) 。
父への道はイエスの犠牲と昇天の時になるまで開かれなかったので、
「時代の結合期」の(ヘブル9章26節; マルコ1章15節; ローマ5章6節;
ガラテヤ4章4節; エペソ1章10節; 第一テモテ2章6節 )
出来事の前に死んだ義人は、
死後、地底にある暫定的な「楽園」に連れて行かれました。
そこは確かに祝福の場所ですが、メシアの使命の成就を待っている場所、
天の幕によって御父の前から切り離された場所です。
これは、主が十字架上の死の後、復活する前に下った
いわゆる「地獄」と呼ばれたりもする所ですが、
そこは苦役の場所ではなく(ハデスの一部はそのために確保されていましたが)、
むしろ、アベルからイエスの復活まで主において死んだすべての人が、
キリストの血によって
天の中庭への道が開かれるのを待つ安息と休息の場所であったのです。
イエスが十字架上で信じることになった盗人に
「今日、あなたは私と一緒にパラダイスにいる」と言われたのは、
(ルカ23章43節, ルカ16章19-31節参照)
この中間パラダイスを指しています[2]。
主が死人の中から復活され、第三の天に昇られ、父の右の座に就かれたので、
今は亡き信者が、イエスが私たちのために作られた
「新しく開かれた生きた道」に沿って、
父の御前に入ることを妨げるものは何もありません
(ヨハネ14章2-3節, 17章24節;
ヘブル1章3節, 4章14節, 6章19-20節, 8章1-5節, 9章11-12節).
(19)兄弟たちよ。
こういうわけで、わたしたちはイエスの血によって、
はばかることなく[天の<至>]聖所にはいることができ、
(20)彼の肉体なる幕[の犠牲](ヘブル10章10節, 10章18節)をとおり、
わたしたちのために開いて下さった”新しい[3]”生きた道をとおって、
[祈るための恵の御座に(ヘブル4章16節参照)]はいって行くことができるのであり、
(21)さらに、神の家を治める大いなる祭司があるのだから、
(22)心はすすがれて[どんな]良心のとがめを去り、
からだは清い[御言葉の(エペソ5章26節)]水で洗われ、
まごころをもって信仰の確信に満たされつつ、みまえに近づこうではないか。
信者たちが一時的な住まい(地下のパラダイス、シェオール)から解放され、
死後は、天国で神とともに暮らすというこの具体的な現実は、
私たちの主によって約束されました
(ヨハネ14章1-6節; ヨハネ12章26節, 17章24節参照)。
現在父と小羊の前にいる信者についての聖書の記述にはっきりと現れています
(第二コリント5章8節, 12章1-6節; ピリピ1章23節; ヘブル12章22-23節;
さらに、私たちの主が天を通り、父の御臨在の中へと、実際に、
そして非常に象徴的に旅された時、「とりこ」(エペソ4章8節; 詩篇68篇参照)
を連れて行かれたことも多くの箇所で明らかです。
「アブラハムの懐」と呼ばれる地下の楽園から、
それまで死んでいたすべての信仰者を解放しました。
(詩篇146篇7節後半; イザヤ14章17節後半, 42章7節, 49章9節, 61章1節;
ルカ23章43節; ルカ16章19-31節も参照)
そして、彼らをご自分の胸に抱いて、第三の天まで連れて行かれたのです
(ヨハネ14章2-3節; 以下の聖句も参照:詩篇68篇24-27節; ヨハネ17章24節;
コロサイ2章15節; 第一ペテロ3章18-22節; 黙示録1章18節)。
天の神の神殿の幕がキリストの勝利によって裂けたので、
(すなわち、「第三の天」、地上の幕屋の至聖所によって表される「対語」または真の場所)
天には、聖所と至聖所の間の区別がなくなり
(以前の地下の区画であるシェオルを表す、「アブラハムの懐」)
救われてこの世を去った人達は今や小羊と御父の前に住んでいるのです。
なぜなら、キリストは、主にあって死んだ人達と、
そして下のパラダイスでこの重大な出来事を待っていたすべての人々と一緒に、
上の天にあるこの本物の「至聖所」に入られたからです。
手で造った聖所にはいらないで、上なる天にはいり、
今やわたしたちのために神[御父]のみまえに出て下さったのである。
(ヘブル9章24節)
[1]「悪魔の反乱」 艱難期の背景: 第1部「サタンの反逆と堕落」、
II.6項「七つのエデン」参照。
[2] 「悪魔の反乱」参照: 艱難期の背景: 第1部「サタンの反逆と堕落」
II.5.b「幕屋の図解」参照。
[3] 文字通りには、「新しく殺された」
--パート7に続く
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アブラハムの懐、シェオール、パラダイス、ハデス、・・・・
「天国」と「地獄」の二つしかないと思っていると
天に召されたとき、驚くことばかりのことが
待っているのでしょうね
イエスはもう一度大声で叫んで、
ついに息をひきとられた。
すると見よ、神殿の幕が上から下まで真二つに裂けた。
また地震があり、岩が裂け、
また墓が開け、眠っている多くの聖徒たちの死体が生き返った。
そしてイエスの復活ののち、墓から出てきて、
聖なる都にはいり、多くの人に現れた。
(マタイ27:50-53)
感謝します
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今日はとても暖かくなってきました
春の花たちが目覚める時です
前々から三男さんに「髪切ってもらえる?」と頼まれていたのですが、
”バイクに乗ると寒いだろうなぁ・・・”と、のらりくらり
昨日ようやくヘアカットしてあげました
襟足や耳を出さないようにしていると、
「バッサリ切っていいよ?」と、
私の気持ちがバレバレでした(笑)
皆さんも暖かくなってきたとはいえ、油断しないように
お気をつけくださいね
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今年は、白鳥さん早めに帰ってしまうのかなぁ・・・
(2018年2月ももちゃん)
今日もありがとう~