RAIDデータ復旧事例 Buffalo製 TeraStation TS-H1.0TGL/R5復旧 | RAIDデータ復旧事例 | デジタルデータリカバリー

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デジタルデータリカバリーのRAIDデータ復旧事例。トラブル発生から納品までを追ってご紹介します。

◆今回データ復旧をご依頼頂いたRAID機器
Buffalo製 TeraStation TS-H1.0TGL/R5
RAIDレベルRAID10 構成台数:5台構成



状況:突然電源が落ち、ブザー音が鳴った。
   確認したところエラー00の表示。HDDの交換をしたが改善見られず元に戻す。
当社データ復旧依頼後:100%データ復旧完了

発端

今回ご依頼頂いたのは北海道の法人様。

サーバー稼動中に急に電源が落ちてしまい、エラーランプが点灯して

手が付けられない状態になってしまったそうです。


HDDを交換すれば復旧できるという情報は知っていたので、

ストックしていたHDDを入れ、リビルドを試みたものの

改善は見られず、元のDISKに戻したという事でした。

診断

すぐに電源をおとし、宅配便機器をお送りいただくことに。

翌々日、機器が到着してすぐに初期診断に入ります。


診断の結果、2本のDISKにヘッド障害が発生している事が分かりました。

RAID1+0の構成でしたので、ヘッド障害が各ミラーリンググループの一方でしたら

無事な方から復旧をすることも可能でしたが、

今回は同一のミラーリンググループヘッド障害が起きていた為

クリーンルームでの交換作業が必要でした。

復旧

部品の交換が必要な場合、ハードディスクを開封しなければなりません。

ハードディスクは、小さなチリやホコリが原因で状況が悪化する事もある

繊細な機器です。


開封にはチリやホコリを防ぐ専門の設備

クリーンルーム」が必要となります。

その設備を持たないまま、ハードディスクを開封し、復旧作業を行う

業者もあると聞きますが、運よく埃や塵を付着させず復旧出来る事も

あるかもしれませんが、100%ではありません。


私達がお預かりしているのは、お客様にとって何にも変えることの出来ない

大切なデータです。バックアップ も取っていない場合がほとんどで、

私達が状況を悪化させてしまえば、取り返しのつかないことになりかねません。


ですから、私達は設備投資を惜しまず、

常に最適な環境を整えています。


当社クリーンルームはクラス100水準。

手術室やワクチン保管室よりも空気清浄度が高く、無菌手術室、半導体工場と

同等の環境で、同時に複数のHDD復旧が行える大型設備を整えています。


空気の洗浄度が常に保たれるよう天井の吹き出しと、足元の隙間から、

作業中に発生した埃を部屋の外へ押し出すようになっています。

稀に隙間が空いているから埃が入っているのではありませんか?と聞かれることがありますが、

これはチリやホコリを外へ排出する為の物。空気は全て外へ押し出すように流れており、

決して外から中へ入る事はありません。


無事に適合する磁気ヘッドへの交換を行い、

微調整を施してデータが読み出せる状況に回復。

クローンディスクを作成し、再度RAIDを組み、データ抽出を開始します。

納品

無事に全てのデータ抽出が完了し、

お客様へ発送をさせて頂く段階となりました。

当社では運送時のダメージを防ぐため、最新のエアークッションを使用。

機器全体が大きな空気のクッションで覆われ、箱の中でダメージを受ける事はありません。


復旧から二日後、お客様から無事にデータが復旧出来たとのご報告を頂き、

今回の復旧も終了となりました。


今回ご依頼頂いた内容の様に、部品の交換が必要な場合、

依頼する会社の復旧設備も比較ポイントの一つです。

大切なデータだからこそ、設備にも気を遣っている会社に預けたいですね。



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・『BUFFALO Terastation エラーの対処法』の記事一覧

■実際にRAIDデータ復旧を利用されたお客様の声
・【財団法人鳥栖市地域振興財団】
  突然RAID再構築が開始し、「内臓HDDをマウント出来ません」と致命的エラー表示。アクセスできない状況になってしまいました。


・【名古屋大学大学院 理工研究科】
  会社の中で復旧を行っていることと、復旧実績が選んだ理由です


・【株式会社レオパレス21】
  1台のハードディスクが認識されなくなり、自分で復旧を試みたところ失敗。



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