RAIDデータ復旧事例 HDD2台の故障でアクセス出来なくなったhpProLiant RAID6 | RAIDデータ復旧事例 | デジタルデータリカバリー

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デジタルデータリカバリーのRAIDデータ復旧事例。トラブル発生から納品までを追ってご紹介します。

◆今回データ復旧をご依頼頂いたRAID機器
hp製サーバー ProLiant
RAIDレベル:RAID6 構成台数:5台構成

状況:突然サーバーにアクセス出来なくなってしまった
当社データ復旧依頼後:100%データ復旧成功

発端

今回ご依頼を頂いたのは東京都の法人様。

冗長性の高いRAID6を運用されていました。

RAID6であれば、RAID5よりも多いパリティを持っており、

HDD2台までにトラブルが起きても、運用を続けることが出来ます。


しかし、サーバーにアクセス出来なくなってしまった為、

恐らく3台に異常が出たのだろうと判断し、

当社へご連絡を頂きました。


診断

できれば急ぎで復旧したいということでしたので すぐに当日予約をおとりし、

直接機器を持込み頂く事となりました。


お持込み頂いた機器はすぐに初期診断を行いました。

RAID6であれば2台のHDDにトラブルが起きても運用できるはずなのですが

診断の結果、今回は1台にモーターロック、もう一台にヘッド故障が起きており

2台のトラブルでサーバーにアクセス出来ない状態になっていました。


RAID6は冗長性に優れた機器ではありますが、

今回の様に、元々の想定とは外れた予期せぬトラブルが起きた場合に備えたり

お客様自身で回避する事は非常に難しいでしょう。


復旧

RAID6は障害への耐性を高めた構成となっている為、

非常に複雑なつくりとなっています。

そのため復旧難易度が高く、RAID6に対応しているデータ復旧業者であっても

復旧が出来ない事も多くございます。


しかし、当社では通常の復旧スペースとは別に

技術開発や技術研究を行う部門を設けており、復旧出来ないものを

復旧可能にする為、技術員の中からより優秀な者を選抜し、

復旧できる症状を常に増やしております。


今回は一台にモーターロックが発生しており、

スクラッチに発展してしまっていました。

そのため、もう一台のヘッド障害を修復してデータを復旧します。

対応するドナー部品を移植し、無事にデータが読み出せるようになった所で

異常のない2台と仮想Linux環境でRAIDを組み、データを抽出いたしました。


納品


5台構成だったこともあり、抽出には時間が掛かってしまいましたが、

ご依頼の翌日には納品のご連絡をさせて頂くことが出来ました。


他社で不可と言われた症状であっても、当社であれば復旧が可能になる可能性は

非常に高いと言えます。hpのような特殊なファームウェア等の修復であっても

当社では多くの復旧実績を持っております。


他社でNGと言われてしまっても、諦めずに是非ご相談ください。


■関連記事
・『RAIDサーバー症状別の対処法・障害原因』の記事一覧

■RAID機器データ復旧を依頼されたお客様の声
・【コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社】
  他社で2ヶ月以上かけて復旧できなかった機器を、1週間で復旧していただきました


・【茨木市社会福祉協議会】
  画面上いっぱいに英文のエラーメッセージが表示されていた


・【宮城県白石高等学校情報担当】
  他社で復旧できなかった暗号化RAIDを日本データテクノロジーならやってくれると確信を持っていた。


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