ごきげんよう。栗毛馬です。
以前、エルメスのガヴロッシュ(シルクモスリン)について書きました。
諸般の事情により購入は諦めましたが、とんだ置き土産がありました。
それは、シルクモスリンのガヴロッシュを探すために、エルメスオンラインのシルクコーナーをくまなく見てしまった弊害。
物欲ギラギラモードの我が眼に飛び込んできたのは、このガヴロッシュ。
大好きな大好きなグラン・トゥラララ、しかも図案はカシシル140と同じの「縁に水玉ありバージョン」(カレ90は縁の水玉模様がありません)。
さらに、この色!
薄い淡い緑いろ。
この色が昔からなぜか大好きで…!
うちの老婦人こと母によると、幼いころの私はこの色への執着がすさまじく、ことあるごとに「『メロン色』じゃなきゃ嫌だ!」とわがままを言って、しかもそれが限りなく強情で、相当に困らせたとのこと。
女の子のピンクでも水色でもなく、なぜ『メロン色』…?
私にはほぼ記憶がなく、全くの謎です(ただ、アイスは毎回必ずメロンシャーベットを頼んでいた記憶があります)。
妙な色に異常なほどこだわる幼児…。面倒くせえ~!
淡いこと、微妙に黄みが入った緑というのが大事で、青みが強い、いわゆるミントグリーンではない(ミントグリーンも好きですが)。かといって、きみどりでは黄色に寄りすぎ。微妙なところなのです。
画面のこの色は、まさに理想、ドンピシャリの色(たぶん。現物を見ていないからはっきりそうとは言えないけれど)。
これならば…、この色ならば、欲しい。
使えなくてもいい。ただ持っているだけ、それでいい。
なんとまさかの、初めての『コレクション願望』勃発!自分で自分に驚きました。
私は、基本的にコレクション目的での購入は好みません。
服などの実用品は、「使いやすいか」が第一。実際に使わないものは、要らないのです。そんな余裕もありません。
それを覆す存在が現れるとは…!
思わず武者震いしました。
このトルコブルーも好き…!
それに、小さすぎるとは言っても、45cm×45cmだから、つんつるてんを気にしなければ、あるいは工夫をすれば巻けないこともないのでは…との期待もありまして。
買うべきなのは、シルクモスリンよりもこちらじゃない?
ただし、色味の確認はするべきだ。
緑の色と、地のベージュ…この相性が若干気にならなくもない。
そう思ってなめるようにオンラインを見て…。
私は凍り付きました。
「サイズ:42×43 cm」
な、なんですと~?!45にかなり足りない。
こりゃ、バイアス折りから巻くのは完全に難しいですね…。
「コレクションでもいいや」
と書きましたが、持ってるだけになるものに40,700円も出せないや。