そろそろ3月。
日が長くなってきていますね。
※今日の写真は 真夏のルーヴル美術館の中庭
撮影：内田ユミ
私は仕事柄か（西洋美術史の講師です）
「好きな画家や、好きな絵は？」という
質問を受けることがよくあります。
誰かにそう聞かれたときには、
私も、その方に聞き返すようにしています。
このやりとりはとても興味深いです。
好きな作品や画家名を
いくつかお聞きすると、
その人の お人柄も
おぼろげながら見えてきます。
理由も聞けば、さらに
その輪郭がはっきりします。
ある特定の
絵画作品を好きな理由として、
よく聞くフレーズには
「美しいから」
「癒されるから」
「共感するから」
「飾りたい絵だから」
「昔からよく知っている絵だから」
こんな感じの言葉が多いです。
もちろん、
ひとによって細部は異なるので、
その異なる細部を
さらに詳しく聞いていくと
「きれい」とか「癒される」という
率直な言葉の向こう側に
その人だけの特別な世界が
広がっていることに気づかされます。
ある人が、絵について語る内容を
噛み締めているうちに
その人自身のことが見えてくる
という現象は、
自分が絵について考えるときにも
起こります。
絵と向き合うことで、
自分と向きあうことができるのです。
あなたが、あなたの美を感じる
理由を知ることは、
自分の深いところにある
美意識の源に
たどり着くことでもあります。
仕事、遊び、人間関係など、
人生のどの部分に
あなたが本来大切にしたい
「美しさ」を
どれくらい 自覚的に取り込むか？
...美の取り扱いは、
ときに、あなたの人生を変えるほどの
魔法になります。
そんな世界を
ご一緒に体験していただく
イベントを行います。
前半は、西洋美術史セミナー
後半は、魔法のお茶会です。
ふたりの魔女が
絵画やお茶会を通して
あなたの人生に魔法をかけます。
◇3月11日（土）午後 新宿
＞＞詳細はこちらから
人生に魔法をかける
西洋美術史セミナー＆魔法のお茶会
内田ユミ
（ルーヴルの魔女／西洋美術史 講師）
しばたみか
（魔法のお茶会クイーン／ティーデザイナー）
https://merci-art.press/event/special/