「心が癒される色は？」と聞かれたら、
何色を思い浮かべますか？
私は、緑色。
特に水辺で目にする緑の風景は、和みます＾＾
水辺や緑によって、心が落ち着くのは
多くに人に共通する効果ではないかと思いますが、
あなたは、いかがですか？
晴れた日には、気持ちの底から爽快に。
曇りの日には、穏やかに。
緑と水の風景を、描き続けた画家がいます。
印象派の画家、クロード・モネ。
「川辺の柳」1876
「セーヌ川」1878
このような雰囲気の作品は、多数残っています。
ただし！
モネは、見る人の心を癒そうと思って
描いていたわけではありません。
太陽光がもたらす色彩の変化を
絵画として表現するために、
もっとも適した題材が
光を反射する水面であり、
風に揺れる木々の葉だったのです。
しかしながら、結果的に
今、わたしたちがモネの作品を目にするとき、
自然の中で感じる清々しい風や、
ひんやりとした水辺の空気のような
癒し効果を感じることは事実です。
絵画が描かれたとき、画家の意図したものと
現在見ている鑑賞者の解釈は、常に異なる。
その前提のうえで、
自分なりの方法で、絵画鑑賞を楽しめれば
いいのではないかなと、私は思います。
無料配信のメルマガで
鑑賞のヒントをお届けしています。
ブログ記事より、
もう一歩 踏み込んで書いています。
ここから→ルーヴルの魔女からのご案内
（購読無料・解除自由）
弊社で主催する講座もご案内致します。
執筆：内田ユミ
