「アトリビュート」とは?
たとえば、この絵画・・・
キリストと12人の弟子が描かれています。
「最後の晩餐」シャンパーニュ作 1652年
※ルーヴル美術館所蔵
この場面で、まず判別されるべき人物はイエス、
そして、この後のシーンでイエスを裏切ることになる
弟子の一人「ユダ」です。
銀貨30枚と引き換えにイエスを裏切ったユダは、
コインの袋を手にした姿で描かれます。
<部分:拡大>
「コインの袋」を持った人物が描かれていたら、
それがユダです。
それからもうひとつ、「黄色い服」も
ユダであることの印になることが多いです。
この場合、「お金の入った小袋」、「黄色い服」が
ユダを示す「アトリビュート」です。
けれど、どんな絵画においても100%
ユダが、コインの袋を持ち、黄色い服を着ているわけではありません。
関連記事
▶︎アトリビュートって何かというと・・
▶︎「嫉妬」の擬人的表現
*** ***
次回(8月6日実施)の西洋美術史パーフェクトプログラムでは、
「アトリビュート」そのものの概念や成立の背景から
知っておくと、
絵画の見方の幅が広がるメジャーな事例を中心に
ご紹介していきます。
アトリビュートと似て異なる、「シンボル(象徴)」や、
「擬人像」まで、内容・盛りだくさんの回となっています。
ご興味を惹かれた方、ぜひ聞きにきてくださいね!!
◎前回(7月:第4回)に参加した方々の声
▶︎大変受講のしがいがありました
▶︎今まで敬遠していた現代美術が流れの延長であり...
==================
西洋美術史パーフェクトプログラム
第5回「絵画の謎を解くアトリビュート」
8月6日(土)2時〜4時
受講費 2800円
会場 都内板橋区
※第5回と6回セットでお申し込みの場合は
5000円です。
※お支払いは、銀行振込またはカード決済
▶︎詳細のご案内ページはここから
=================
連続シリーズの講座ですが、
この回からお聞きいただいても大丈夫なように
構成しています。
第5回と、9月実施の第6回の
2回分セットでお申し込みの方が多く、
両日とも8割方、お席は埋まっています。
申し込むかどうか、あとで考えよう〜と思っていた皆さま、
もうそろそろ、ご決断を・・
お申し込みお待ちしています!!
▶︎お申し込みはこのページから
講師 内田 ユミ