日下公人
あの日下公人氏が、「放射能に害はない」と言っているようです。
やはり同じようなことを言ってネット上で叩かれている長崎大の山下氏の言うことは、よくよく聞いてみればある程度納得できる点もないことはないし、その危険性も含めてお話されているのですが、
日下氏は
「日本はアメリカに落とされた原爆2発のお返しに4発の原爆を食らわせても良いんだ」とのきわどい発言と共に、
「放射能に害はない。原発は危険だと叫んでいる奴は左翼とか、そういうことによって利益を得る奴らだ」と言っています。
彼の書籍を何冊か興味を持って読んだことのある私には、この発言は大変意外だったのですが、「原子力安全システム研究所」の最高顧問の中に彼の名前を発見して納得!
日下氏!あんたもか!
放射線の身体に与える影響については、度々東京に出張する私には大変興味のあるところですので、ネットでいろいろ調べたのですが、低線量の放射線については、確かに身体には影響が無いとする研究結果や、さらに身体に良いという研究もあるようです。
但し、こうした事象についてはまさか人体実験を行う訳にもいかず、まだまだ分からないことが多いというのが、現在の見方のようであり、稲氏がエキセントリックに主張するホルミシス効果(極く少量の毒物は、却って身体の抵抗力を強化し病気を治す)についてはやはり疑問です。
現在の専門家のコンセンサスは、やはり放射線には閾値は無く線量の増加に比例して害を与えるとのことのようです。
だからこそ、法律で被ばく量が決められており、原発村が作成したパンフレットにもそれが明記してあるのでしょう。
でもでも、放射能については分からないことだらけで、不安が一杯です。
私が尊敬するY氏から教えられたことがあります。
「ビジネスをやっていて判断に迷うことがある。その時はヒトを見ることだ。信用できそうもない人とビジネスをやると必ず失敗する。ただし、信用できそうな人とビジネスをしても失敗することも多い。でも、その人は決して逃げない。多くの場合、ビジネスは失敗を繰り返して成功する。だから、信用できる相手と一緒に紆余曲折の道を歩くことが大切なんだ。」
放射線について全く素人の私が多少勉強したところでたかが知れています。そんな私は、京大の小出氏を信じたいと思います。
日経新聞の愚民社説
東海地震が懸念されている中で浜岡原発の停止について異議を唱える人等いないと思っていました。
目の前に危険が迫っているのにアクセルを緩めることなく、ブレーキにも足を載せることなく突っ走ってきた浜岡原発です(唯一のブレーキは1、2号機の耐震性の問観点での廃炉決定です)。
私は今朝の日経新聞はきっと、菅政権の浜岡原発停止勧奨を歓迎する論調で埋まるのではないかと思っていました。
ところがです。社説には 「浜岡原発停止は丁寧な説明が要る」と題し、「これでは、浜岡原発を早急に止めなくてはならない理由があり、政府が隠している印象を国民に与えかねない」。~中略~科学的な事実を基礎にした議論を経ないと混乱を招く」 と論じています。
3面にも、「電力供給 中部も綱渡り トヨタなど製造業に懸念も」というキャッチの記事がありました。
日経足るもの、なんでいまさらそんな論調なのか? 私の頭は軋みます。
既に十数年も前から、地震学者の石橋氏や原子力学者の小出氏が、その危険性を主張し、原発なしでも日本の電力需要は十分に賄えるとの研究成果を発表しています。
日経の記者は、そうした意見を全くこれまで精査していなかったのかと聞きたい!
日経記者たるもの、推進派、反対派の両意見を精査し、日本経済・産業に与える影響を調査・取材し、自らの意見を述べるべきです。
代替エネルギーの可能性、省エネの方策、原発の安全性確保等、記者が取材すべき事柄は山ほどあるはずです。
電力会社の宣伝広告費は2000億円。実質半官半民の独占企業にも関わらず、これだけの額の恩恵を受けてきたマスメディアには、もはやメディアとしての気概はないと思ってよさそうです。
浜岡原発 全機停止に!
NHKによると、菅さんが浜岡原発の4、5号機の停止を中電に要請するとのことです。
これで、既に廃炉が決まっている1、2号機、そして定期検査で停止中の3号機を含めて、全機が停止することとなります。
当然のことでしょう。既に石橋克彦氏の言う大地動乱の時代に突入していると思われる中で、最も切迫していると言われている東海地震に備えて、故障続きの浜岡原発が未だに運転を続けていること事態が無謀です。
あと気がかりなのは、なんと14機も集中している福井です。
石橋氏をはじめとする地震学者によれば、中部・関西地区においては、
・岐阜県 根尾谷断層(1891年。濃尾地震。M8.0)
・京都府 郷村断層(1927年。北丹後地震。M7.3)
・福井県・滋賀県・岐阜県 柳ケ瀬・関ヶ原断層帯(1948年。福井地震。M7.1)
そして1995年に阪神淡路大震災を引き起こした六甲・淡路断層帯(野島断層を含む)があります。
福島原発が関東・東北の人命と経済を恐怖に陥れている中で、更に中部・関西も同様のことになれば、それこそ日本はどうにかなってしまいます。
東海地震への不安を外に、全く予想もされなかった地域で地震が起きてきたことを考えれば、浜岡のみならず福井でも運転を停止するのが当たり前ともいえます。
なお、京大の小出氏があれだけネット上で注目を集め、地域の勉強会で会場に入りきれない程の聴衆を集めながら、大衆メディアに登場しないのも不思議ですが、東海地震を警告した石橋氏や彼を引き継いだ溝上氏が全くメディアに登場しないのはおかしな話だと思います。
私は直接お会いはしていませんが、彼らの書籍を読み、講演会の様子を動画で拝見すると、とても誠実で謙虚な方のように思われます。お話もとても上手で、私達素人にもとても分かりやすく解説していただける方です。
今回の件で菅政権が全く無能だということは分かりましたが、小出氏や石橋氏を登場させない日本の大衆メディアも本当に腐りきっていると思います。
今もTVではアフォなタレントが下らないおしゃべりをしていますが、それは我々にも責任があります。そんなアフォなTVを見てはいけません。我々がアフォだからメディアが付け上がる余地があるのです。
広告枠を独占しているD社やH社も、国民を愚弄した愚民政策・愚民マーケティングを行い、企業から巨額の広告費をとり、マスメディアをコントロールしています。
そんなメディアにマインドコントロールされたくなければ、消極的ではありますが「アフォな番組は見ない」という行動を取ることからはじめるべきでしょう。