アスリートは日常から美しく効率良い姿勢や動きを心掛けるべき

明け方に5℃台まで下がったようですが、全然気づきませんでした。

昨日はトレーニングはできませんでしたが、塾の階段を何度も駆け上がったせいか、身体が暑くなっていたせいなのかも知れません。

荷物を持っていないと、無意識のうちに走ってしまいます・・・最近はたいがい外の移動は荷物を持っているので走れないことが多いのですが・・・

塾に行くスーツ用の靴も校長の許可をもらって走りやすいヒールのあるものにしました。

ペッタンコの靴は、土踏まずのバネを使おうとするとカカトが外れてしまい、横断歩道を小走りで渡るのもうまくいかないほどです。歩いている時でも、膝や股関節が伸び切ってから地面を蹴ろうとするとカカトが外れるので、日本人によく見られる膝を伸ばし切らず、地面をするように歩かなければいけません。塾までわずか３００ｍでも、何度もカカトが外れ踏みつけそうになってしまうことが多くありました。

●　アスリートは日常から美しく効率良い姿勢や動きを心掛け、それを当たり前にしなければいけません。

ところが、私が数年泳法やトレーニング法を習い、見事に（？）泳ぎを崩されてしまった元オリンピック選手のコーチは、電車に乗る時、駅ではとにかくエレベーターやエスカレーターを探して乗り、電車に乗ったら、空いた席を一生懸命探してすぐに座るという状態でした。

坐る姿勢は良くある浅座りで腰を丸めているから、もちろん（？）腰痛持ちで、腰痛が起きたからとレッスンをドタキャンされたこともあります。（こちらがもう出かけているギリギリの状態でも）

スマホを見る時は、もちろん（？）首を前に垂らす「スマホッ首」

そんな考えだからメダルも取れなかったし、指導法について努力もしないから、私にメチャクチャな理論を押し付けたのだろうな・・・と思いました。

一方、65歳から競泳を再開し、90歳までマスターズ世界記録を出し続けた元競泳選手の男性は、日常をトレーニングにするべきだと言い、仲間がいるからと目黒区の自宅から世田谷区の公営プールまで良く来ていたのですが、普段の姿勢が真っ直ぐで美しいのはもちろん、乗り物に乗っている時はずっとつま先立ちをすると言っていました。80代・・・誰もが席を譲るだろう年令ですが、その美しい立ち姿を見たら、席を譲ろうと声をかけること自体失礼と思わされるでしょう。

ですから、泳ぐ時は軸が微動だにせず、高いボディポジションでキックで進むスタイルでした。

脂肪など全くないようなか細い身体のオジイサンでしたが・・・

一度そのプールの長水路の方でダウン替わりにゆったりとバックキックをしているのを真後ろから追いかけてそのフォームを見たことがありますが、骨盤が本当に全く動かず、ダウンなので、片脚を1秒に一回くらいのごくごくゆったりしたピッチなのですが、長水５０ｍを50秒ちょっとで泳ぎ切り、それをノンストップで４００ｍくらい続けていたので、ビックリしました・・・スイムではなくキックのみです・・・

母と同い年なので、存命していれば今97歳ですが、90歳のころ癌が発覚し亡くなってしまったのはとても残念なことです。

優れたアスリートは、日常から姿勢維持筋や体幹のインナーマッスルを使うことは意識しているはずです。

●　日常がトレーニングです。（眠る時も含めて）