どうしてアクセルとブレーキを間違えるのか・・・？？

アクセルとブレーキの踏み違い・・・アクセルから足が離せないまま突っ走る・・・そんなことから痛ましい事故がここのところ多発しています。

なぜアクセルとブレーキを踏み間違うか・・・？

専門家と称する人たちがいろいろ論じていますが、私はどれにも賛成できません。

日本のお年寄りは、ガニ股やO脚になってしまう方が多いことが原因です。

人の反射として咄嗟の時に、脚を真っ直ぐに踏ん張る行動が出ます。

ですから、アクセルはわざわざ脚を開かなければいけない外側にあり、ブレーキは真っ直ぐ前にあるわけです。

ところが骨盤が後傾している上にガニ股やO脚であれば、脚を踏ん張ったところで真ん中に寄ることはありません。

それで反射的にアクセルを強く踏んでしまうわけです。

私が3年前、新車を買う時に、自動ブレーキシステムを入れるかどうか聞かれたので、断りました。

駐車場を管理している奥様が、自動ブレーキシステムの車にしたのだけれど、駐車場で誘導してくれるオジサンがそばによっただけで、ピーピー言って止まってしまってすごく不便だと言っていたし、今までにそんな踏み間違いは一度もないので、やめたわけです。

ところが、ディーラーでその時対応したまだ20代の元スポーツ選手の担当者が、「僕も踏み間違えたことがあります」と言ったので、ビックリしました。

後で考えてみると、背が高いのとちょっとO脚気味であることが原因だろうと推測しました。

さらに、脚を咄嗟に開閉するのが難しくなっているお年寄りのためなのか、最近はアクセルとブレーキの位置がとても近くなっているのも原因の一つだと思います。

昔のマニュアル車では、アクセルとブレーキの間に足一つ分入ってしまうくらいの隙間があったような・・・

だから、アクセルを踏み外したり、中途半端に足を引っかけることはあっても、アクセルとブレーキを踏み間違うことはなかったし、ブレーキは結構大きかったので、踏み外す事もなく、また何かあったらサイドブレーキを引くという反射は教習所でしっかりと身に着けられていたように思います。

背が低い上に骨盤を後傾させて座るお年寄りは、前も見にくくなっています。

さらに悪いことに、今のシートは昔のシートに比べて、お尻がドボンと落ちて背中が丸まるような形状になっているので、脚がそれほど長くない場合、腿がシートの端にかかって脚が横に動かしにくくなっていることも起因しているでしょう。

人間工学により改善（？）されたシートだそうですが、こういうシートの方が腿の血流も悪くなり、また背中を丸めるのを矯正されるので、疲れ易いのも事実なのです。

ですから私は、車に乗る時は、背中にクッションを当てて乗っています。

脚の具合が悪いから車で移動するというお年寄りが事故を起こす場合が多いようですが、それなら脚が不自由な方用の自動車を運転すれば良いのではないかとも思います。

一度、車椅子で移動する身障者の知り合いの運転で車に乗せてもらったことがありますが、もの凄く快適な運転をしていました。

咄嗟の判断ができなくなるほど身体が衰えてしまっていて、それでも車を運転しなければ生活できないというのでしたら、電動車椅子くらいの速さまでしか出ないように車を調整するのも一つの方法だとも思います。

O脚がひどくて膝痛を起こし、家の中の歩行もままならなかったお年寄りが、ストリームラインベルトを着けて10回くらい膝の屈伸をおこなったら、膝が寄ってきただけでなく、ひどく浮腫んでいた膝周りが15分くらいでビックリするほど締まり、スタスタと歩けるようになり、翌日から毎朝遠くまで散歩するのが日課になったという話を聞いたことがあります。

実際に目にしたわけではありませんが、水泳仲間のお母様に起こったことをその水泳仲間が嬉しそうに教えてくれたことなので、ウソや脚色はないでしょう。