水素水と食べる酸素

水素水が一時ブームになり、下火になったと思ったら、トップアスリートにタダで配っているようで、飲んでいる選手が多いと聞いたことがあります。

一応感想として、飲むと楽になるという言葉が述べられていますが、トップアスリートの場合、いろいろな会社からいろいろなサプリメントをもらって飲まされているので、実際はどれがどう効いているのかわからないういことが多いようです。

勧めるコーチの方も、業者の勧めるままに、タダなら・・・ということでしょう。

少し前はアミノ酸飲料、最近では水素水ですね。

アミノ酸は実験室レベルでは納得いく理論ですが、実際にある程度の期間飲んでみて、言われているような変化は得られなかった・・・というのが私や私の周りのスイマーのたちの意見です。

水素水については、実験室レベルでも？？？な部分が多いというのは、化学の知識のある人の多くの意見。

水素は酸素同様、水に非常に溶けにくく、圧力をかけるなどして無理矢理閉じ込めても、栓を開けたら瞬時に気体になってしまいます。

「活性水素」という言葉も、業者が作った言葉で化学用語ではありません。

水素水の中で、比較的安定して水素が水の中に入っているのが、磁気をかけたナノコロイドの中に水素分子を閉じ込める方法です。

水素水が健康に良いと良く言われますが、水素が何とどういう反応をしてどういう効果があるかを説明できているものは殆どありません。

中には乳酸を分解して疲労を軽減すると書いてあるのもあり、ビックリさせられます。

（クエン酸サイクルを理解していないのか・・・？？？）

乳酸は疲労物質ではなく、エネルギー源であることはもう常識ですし・・・

疲労物質である活性酸素を分解するという働きがあるのですが、分子のままでは活性酸素が発生しているところまでは届きにくいですし、ナノコロイドの形であっても、水の中に含まれたものでは、少なすぎて「効果」とまではいかないようです。

食べる酸素を製造しているゴールド興産でも水素水を販売しているのですが、私はいくら飲んでもその効果は感じられないので、食べる酸素のように皆様にお勧めするのはどうかな？と控えています。

実は、食べる酸素にも、これと同じ水素を発生する働きがあるのです。

酸素と水素で水になってしまうのではないか・・・と思われがちですが、酸素の方は体内で発生するのではなく、食べる酸素が血液中でヘモグロビンのような酸素の受け皿を増やし、そこに安定した形で採りこみ、水素の方は、上記の磁気作用により血中でナノコロイドに包まれた形で運ばれるわけです。

ナノコロイドで包まれた安定した形の水素は、ヘモグロビンなどに採りこまれた安定した形の酸素とは反応せず、極めて反応力の高い活性酸素と反応し易いわけです。

さらに、水にナノコロイドを発生させて飲むよりも、ナノコロイドを発生させる顆粒を飲んで、血液中でナノコロイドを発生させた方が、より多くの安定した水素を体内に素早く巡らせられるようで、いつもここでご報告している通り、強い疲労感や活性酸素由来のうつ症状などの精神の不安定感を数分で解消できるので、私は量を飲みにくい水素水より飲みやすい食べる酸素をいつも飲んで快適な状況を保っているわけです。

（水素水は硬くて量を飲めません）

食べる酸素を飲んですぐに、苦しさが取れ、パフォーマンスがアップしたことを実感してくれている水泳選手たちは、それまで周りの影響でアミノ酸サプリなどいろいろ飲んでいたけれど、今は食べる酸素しか飲んでいない、と言っています。

サプリメントはコーチから勧められることが多いようですが、勧めるコーチの方たちも、化学的知識をしっかりつけて、業者に惑わされないようにして欲しいと思います。