ストリームラインベルトの慣れに注意！！

食べる酸素で一躍これから入学する大学の期待の星になった高校3年生の女子選手は、ひどかったＯ脚をストリームラインベルトを着けることで一週間くらいで直し、こちらも大喜びで報告してくれたのですが、最近見ると、立っている時に少し両膝が離れているように見えるのが気になっていました。

Ｏ脚が直ったら安心して使わなくなってしまったのかな？と思っていました。

それで、昨日話した時に、それも指摘してみると、毎日装着しているとのこと。

「慣れ」と「癖」が出てしまったな・・・と思いました。

一番最初にモニターとして使って頂いた年輩の女性に見えたことで、長年の癖はいつも「意識」していないとストリームラインベルトの力に反抗してでも元に戻ろうとし易いものです。

その年配の女性は、座ると両膝が開いて背中が丸くなり、泳いでいる時も脚が開いてしまうのが悩みでした。

泳ぎ仲間たちがやはり脚を開いて泳いでいて、その様子を見ると、自分もそう見えているのが耐えられないと言って泳いでいる時はもちろん、日常でも使って頂いていたのです。

ですから、最初は、両膝がしっかり閉じ、かなり突き出ていたお腹が縦に伸びて凹み、少しがに股気味で歩いていたのが、まっすぐ美しく歩くようになって、ご本人もその大きな変化にとても喜んでいらっしゃいました。

もちろん、泳ぎの方もボディポジションが高くスムーズに進む泳ぎに変わりました。

毎年ご主人と行く海外旅行でも、10時間以上のフライトでも全く脚が浮腫まず、観光地巡りでたくさん歩いても、疲れなくなったととても喜んでいらっしゃいました。

ところが・・・数ヶ月すると、プールサイドの採暖室で話している時など、ストリームラインベルトを着けているにも関わらず、膝を開いて、背中を丸めて座っているので、慌てて注意したものでした。

ストリームラインベルトを着けて泳いでも、ボディポジションが下がるようになってしまい・・・

ストリームラインベルトはギブスのように固定するものではないので、両腿の付け根に着けたからと言って、膝がピッタリ離れないわけではなく、走り易くなるし、180度の開脚もストリームラインベルトを着けた方が楽にきれいに開脚できるくらいです。

ストリームラインベルトを着けると、背すじが真っ直ぐで骨盤が立ち、お腹が細く長く伸びた良い姿勢が作れるわけです。

脚も垂体筋が反応していることを意識し、さらに内腿の筋肉が反応していることも意識しなければ、長年の癖の方が勝ってしまう可能性は大きいわけです。

●　ストリームラインベルトはあくまでも、良い姿勢やバランス良く効率良い動きを生み出す筋肉を反応しやすくする矯正具です。

その選手は、「もう少しきつくした方が良いですか？」と聞かれたので、今日もう一度話しかけて、ストリームラインベルトを着けると、内腿が反応するはずだから、その力を借りて立っている時、歩いている時、座っている時、もちろん泳いでいる時、良い姿勢が定着するまで、内腿を意識するように伝えようと思います。

そうすれば、キックで水が抜けることはなくなり、さらに速く泳げるでしょうし・・・

その選手は側弯症でも悩み、毎回のように練習後、背中などの痛みを訴え、治療師資格を持つスタッフの治療を受けていたのですが、ストリームラインベルトを着けるようになって側弯症が改善してからは、一度も治療を受けるのを見たことがないし、痛そうだったり苦しそうだったりする様子も見られないので、側弯症になるような姿勢の癖はなくなったようで安心しています。

●　ストリームラインベルトをご使用頂いている皆様も、長年の悪い癖が勝ってしまっていないか、ぜひチェックしてみてください！！