「仲良しクラブ（？）」から脱した選手

今通っているスポーツクラブの選手コース・・・一番速い選手（高校生までしかいません）が別人のように取り組みに集中し始めました。

彼が筋トレを何となく始めた時にジムで出会って、マシンの使い方しか習っていないレベルだったので、ちょっと心配になっていました。

何となく選手コース全体が「こなすだけ」の雰囲気にも見えたので、担当のコーチに話してみると、彼は非常に有望であるとのことで、コーチなりに東京折ピックまでのシナリオを描いているようでした。

それをそのまま彼に告げると、ビックリしていました。

自分の伸びしろがどれくらいかわかっていなくて、目先の目標達成しか考えていなかったようで（東京オリンピックは単なる夢の世界）、コーチがそのように自分のことを思っていることはわからなかったようです。

コーチも妙に平等主義を貫こうとする人なのですが、全ての選手に同じように接するのが果たして本当の意味で平等かどうか・・・？？？

とくに「選手コース」ですから・・・

そこの選手コースの先輩であり、かつて日本選手権で活躍し、今はフィンスイミングで日本チャンピオンである人も、この頃時々見かける選手の様子に、「やる気」が見えないと言っていたので、その一番速い選手とちょっと立ち話をしてもらいました。

すると、その選手はやはり仲間に合わせようとしている部分が見えたので、その先輩は、「仲良しクラブ」ではない・・・見かけの友情（？）を取るか、自分の夢に懸ける方を取るか・・・と問いかけて、その選手が「夢」だと応えると、それなら自分から積極的にコーチに話を持ちかけ、自分がどう考えているのか、これからどうすべきか徹底的に話し合うようにとアドバイスをしていました。

ロープエクササイズにも誘うと、その効果がすぐにわかったようで、そのエクササイズの時間には欠かさず参加し、担当のＦリーグの選手は、その選手には厳しいメニューを与えているし、その後もバランストレーニングを厳しく教えているようでした。

そのＦリーグの選手は、一般コースの子供を教えながら、プールサイドでバランストレーニングをしている様子を見て、あれではただの時間の無駄・・と言っていて、それも伝えていました。

プロの選手のバランストレーニングやストレッチなどの取り組み方を精神面も含めて伝えているようで、その選手は普段の顔つきも変わってきました。

そして、ロープエクササイズなどの効果でわずかな間に筋肉が良い意味で引き締まってきました。

泳ぎでもストロークが大きくなったようです。

また、日々の取り組み方やドライランドトレーニングやストレッチの取り組み方で身体に微妙な変化が見られることも感じられるようになったようです。

大きな夢を持ち、それに向けて小さな変化にも気づく・・・

食べる酸素はそういう時にとても役立つので、彼にはしばらくモニターとして渡して、効果を存分に発揮してもらおうと思っています。