背骨の歪みを治す体操でのご注意

背骨が左右どちらかに傾いている

上半身の回旋が左右どちらかが回りにくい

こういうことは誰にでもありがちな現象です。

これを素人判断で、やりにくい方を強化するような運動をしてしまうと、さらに歪みを作ってしまう場合があるので、注意してください。

ご存じのように、首の骨も含めて、背骨は一本の棒ではなく、たくさんの椎骨が積み重なって、それを多裂筋など小さな筋肉が隣同士または１つ置きなどと椎間を繋ぎ、その一つ一つの働きで身状態を傾けたり捻ったりしているわけです。

それに偏りが出るのは、日常の姿勢や動きの偏りから、それらの筋肉の一部の緊張がとれにくくなっているからです。

それを無理やり反対側に向けて伸ばそうとすると、多くの場合、その隣など、近くの別の筋肉が反応してしまい、真っ直ぐになるどころかさらに歪みを作って蛇行するような背骨になってしまうことが往々にしてあるのです。

針金が曲がったからと言って、その部分を反対側に伸ばそうとすると、熟練された専門の方でないと、その部分ではなくすぐそばが反応して、かえってグニャグニャになることが多いのとおなじです。

私も腰椎と胸椎にそれが原因らしい歪みがありました。

昔自己判断で、癖を直そうとしたことが原因のようです。

針金が曲がってしまったら、その周辺を伸ばすように力を入れながら手で挟んで伸ばしませんか？

それと同じように、歪みは伸ばす方向に力を入れることが大切です。

だから、牽引などが行われるのでしょうけれど、機械などで引っ張っても元々緊張してしまっている筋肉は伸びにくく、また、伸びたとしても、自力ではないので、機械から外れれば、元の木阿弥になってしまう場合が多いものです。

コルセットも同じで、機械と違って長時間刺激を与えているので、姿勢を伸ばす筋肉全体にサボり癖がついてしまいます。

私は、整骨院にずっと通っていたのですが、そこで歪みを治してもらっても２～３日と持ちませんでした。

ところが、ストリームラインベルトを着けるようになって、全身のメンテナンスのために整骨院に行ったら、腰椎も胸椎も歪みが治っていたので驚きました。

以前は、自分でそこを触ってもわかるようなズレ（？）があったのですが、治っていると言われて触ってみると、確かにそれはなくなっていました。

ストリームラインベルトは、多裂筋など椎骨を結ぶ筋肉そのものに働きかけるようなので、針金をしごいて伸ばすように、ドミノ倒し風に多裂筋などが下から順に反応するので、均等に背骨が伸びたのでしょう。

ですから、成長期のお子様に多い突発性側わん症候群や、（ＰＣにずっと向かっているなど）前傾姿勢を続けなけるお仕事の方（に起きやすいすべり症が改善されたというご報告を頂けるのもうなづけると思います。

歪みは自力で伸ばすことが大切である、ということを認識しておいてください。

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