スポーツパフォーマンスアップのためには普段の姿勢がとても大切です。（美容・健康にも）

水泳をご指導させて頂いている方たちは、全員ストリームラインベルトを持っていますが、それを日常使って下さっているかはバラバラです。

ストリームラインベルトをいつも着けないまでも、姿勢に気を付けていたかどうかも、泳ぎに如実に現れますし、水着姿ですから、スタイルにも現われてしまいます。

自主練で泳ぐかどうかより、日常良い姿勢を保つかどうかの方が影響力が強いようです。

時間的に考えても理解できることです。

１～２週間にたった1時間くらい注意して変化したからと言って、その他の時間気にしなかったら、今までの癖の方が経って、元通りになってしまうでしょう。

身体にも良くない悪い姿勢の方が楽と言う方は、何かと理由をつけて日常ストリームラインベルトを着けてくれません。

だから、レッスンの1時間の中で大きな進歩があっても、次にお会いする時には、また元通りで相対的な進歩がなく、こちらが申し訳なくなってしまうくらいです。

せっかくプールに入れない時でも自主トレできるストリームラインベルトが開発されたのですから、利用する手はないと思うのですが・・・

悪い姿勢の方が楽だという方は大体、すぐに腰が痛いなどとおっしゃいます。

その痛みを我慢してでも、どうして悪い姿勢をとる方をとってしまうのか、私には理解できません・・・

昨日、マスターズ練のアップのためにプールに入った時、選手たちが着替えてコーチ室に次々挨拶に来ていました。

いつも行くフィットネスクラブの選手たちは、練習後着替えてから再びプールに戻り、コーチ室にいるスタッフと監視スタッフ一人一人に挨拶して帰ります。

一番上のコースを担当するコーチが、一人の女子中学生を呼び止め、笑いながらがに股歩きを注意していました。

女の子だから、というより、泳ぎに影響するからのようでした。（いつもの泳ぎとその歩き方が関係あったようです）

以前私が通っていたスイミングクラブのシンクロ選手たちのことを思い出しました。

アテネオリンピックでも団体でメダルをとった選手が2人いるチームです。

時々彼女たちが朝練を終えた後にすれ違ったりしたのですが、メダリスト二人は、シャワーを浴びるのでも着替えるのでも、背筋・首筋が伸び、手先足先まで神経が行き渡っているようで、演技が続いているような美しさですが、その他の選手は世界選手権に出場する選手でも、プールから上がると「普通の人」になってしまって、猫背で歩く選手もいました。

シンクロの先生とは仲良くさせて頂いていたので、雑談している時にその話をしたら、意識の差で、そういうところからオリンピックに行けるかどうか差が付くのだけれど、なかなか選手には理解されなくて困ると言っていました。

もちろんその先生も、当時すでに60歳を超えていましたが、背筋が伸びてとても美しい方でした。

バレエを習っている子供は姿勢ですぐにわかりますよね？

日常から美しい姿勢を保っているからでしょう。

私はストリームラインベルトを着けるようになってから、時々

「バレエを教えているの？」

とか

「バレエを習っているの？」

とか聞かれて驚いています。