昨日のブログ」「ウエストサイド物語 vs 森光子」に続いて
今回もニューヨークと日本を比較してみます。
結論から先に書くと、このテーマではニューヨークの方に
分があります
大晦日の日に、ニューヨークのタイムズスクエア
(渋谷の109前交差点みたいなところ?)で行われる有名な
ボールドロップをはじめとするカウントダウンイベント
は、有名大物アーティストのライブあり、テレビ中継ありの
一大イベントで、アメリカの他州をはじめ、世界中から
年越しの瞬間を体験するべく多くの人(100万人くらい)が集まります。
あまりにも混雑するため、大晦日の日は午後から交通規制が
行われ、車はおろか歩いて動くのだって困難なほどです。
私も何年か前に姉と友達と、大晦日の晩にセントラルパーク近くに
あるクラブで年越をしようと街中に繰り出したものの、歩道が
通行止めで動けず、ヒラヒラのミニドレスとヒールのまま、
セントラルパークの塀をよじ登ったことがあります
そして、ボールドロップのスイッチを押すのは市長の役割です。
いつも美女とか有名人のアシスタントが付くなわらしに
なっているようですが、2012年はレディ・ガガ、2013年は
ニューヨークの有名ダンスカンパニー"The Rockettes"の美女達
でした。
"The Rockettes"の名物、ハイキックを目の高さまで蹴り上げる
ラインダンスを一緒にやってご満悦のブルームバーグ市長。
愛国心は買いますが、この星条旗セーターはファッション的に
いかがなものかと・・・・。
カウントダウン後は、美女達にキスされて顔が唇
マークだらけになったお茶目なブルームバーグさん。
※写真はDaily Newsから拝借しました
2012年も、ガガ様からキスされて話題をさらっていました。
でも、今年と色違いのダサいセーター。
実業家出身で大富豪のブルームバーグさんは、市長に歳費として支給される
19万5000ドルを辞退するだけでなく、様々な分野で多額の寄付をし、
お金を出すだけでなく超具体的な策と実行力で、市政に貢献してきました。
市民からも高く評価されているようです。
2010年 人気調査で過去30年間の歴代市長のトップに輝いたという
実績が、それを証明しています。
さらに、ブルームバーグさんのおかげだけではない
とは思いますが、2012年のニューヨーク訪問観光者は
5200万人で、その経済効果は369億ドルという記録を
打ちたてています。
東京と、東京都知事にこんなことができるでしょうか・・・。
できないとも言い切れませんが、どうしたらこんな結果を
出すことができるのか、ブルームバーグさんに聞いて
参考にしたら良いと思いました。
お互いに、世界を代表する都市同士なんだし。
セーターはダサくても、こんな風にリーダーシップと
実行力を発揮してくれる政治家がいるのって、ちょっと
うらやましいなあ、と柄にもなく政治のことを考えて
しまいました。
と、いうようなことをアメリカ人の友人に話して
「いいなー、ニューヨーク」とうらやましがってみたら、
日本の方がいかにすごいかを延々と語ってくれました。
その時の話は、長くなるのでまた別途書きます。
ちなみに、このボールドロップを中心にした
映画「ニューイヤーズ・イブ」は特別なストーリーでは
ないのですが、ニューヨークの年末の雰囲気を味わえる
おススメ映画です。
こちらでも紹介しているので、読んでみてください。