こんにちは、心理療法家の中野です。
では、前回の続きですが、
私の大好きな松本大洋のマンガ「Sunny」の一場面で、
こんなやりとりがある。
施設に預けられた小学生の春男が、
久々に母親と再会し、レストランで食事をしている。
( )内は春男の内言
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(お母さんとおられるのもあと二日や・・)
母 「楽しそうね学園」
春男 「楽しなんかないよ」
(アカン)
母 「・・・・」
(コレ言うたら母さんに嫌われる)
春男 「楽しなんかあるわけないやろ、地獄にきまってる」
(やめとけ)
春男 「お母さんと一緒に暮させてぇな!」
母 「大きな声出さないで、お願い」
- 春男が立ち上がる-
春男 「お母さんと暮らしたいねん!(涙)」
母 「怒鳴る人とは、お母さんお話しない」
-母親は知らんぷりして新聞を読む-
春男 「ずるいわ、お母さん いっつもそれやん!(大泣き)」
母 「ご飯食べてしまいなさい」
春男 「もお いらんっ」
(あーーやってもうた・・・)
(今回は、ぜったいやめとこ思とったのに)
(最悪や、死にたいわ)
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これは、一つの例ですが
子どもは、上記のような親とのやりとりから
心の中に、次のような葛藤が生まれる。
・自分がして欲しいことを言って、お母さんに嫌われる
↓ ↑ ↓ ↑ ↓ ↑
・お母さんに嫌われないように、自分の欲求を我慢する
この、<どっちを選んでもマイナス>が発生する葛藤状態が、
禁止型の信念(リミッティング・ビリーフ)を生み出してゆきます。
そして、これらの禁止型の信念は大人になるにるれて、
どんどんと強化され、思いもよらない心の問題を生み出していきます。
ちなみに話は変わりますが「Sunny」の作者は、
あの有名な「鉄コン筋クリート」と同じ作者なんです。
独特の世界観に引きずり込まれたい方には、一読の価値があります。
では、話を戻して・・・
この悩みの元となるビリーフを取るには
どうしたらよいか?
その答えは・・・
(つづく)
【参考文献】
「Sunny」 松本大洋
