業界研究で世界に想像力がうまれる。

今日の朝、マンションを降りたときに掃除してくれている方とたまたま顔を合わせました。綺麗なネイビーの作業服を上にはおった年配の女性。
「引っ越してきた井上です。よろしくお願いします。いつもきれいにしていただいてありがとうございます」「あらまあ、いえいえこちらこそ、よろしくお願いします。」
とやっと挨拶ができてよかったなあと思いました。

自分が使っているオフィスは自分で掃除しているのですが、人が出入りする空間をいつも綺麗に保っておくのはパワーがいります。大学生だった頃や会社員だった頃は、教室やオフィスは掃除されているのが当たり前だったけど、ちゃんと誰かが掃除しているから。高校生までは掃除の時間がありましたよね。円盤をまわして今日は、黒板消しだ、とか自在ぼうきだとか言っていました。自分の使うところを自分が掃除していないとしたら、誰かがきれいにしてくれているわけです。

つまり、自分が消費しているものを、自分は生産していないとしたら、誰かが材料を用意して、誰かが生産して、誰かがここまでとどけてくれているわけです。

業界研究や仕事研究は、自分の知っている仕事のイメージを変えるということもありますが、自分の知らなかった、でも世界・社会を確かに支えている仕事を知ることにも価値があると思います。

よく視野が広がるという言い方をしますが、社会にもっと想像力をもって関われる感じ。○○業界、とカテゴリでくくり切れない様々な仕事があり、時代ごとに日々変化していますが、興味をもってこれまで知らなかった仕事を自分の選択肢に入れていきたいですね。

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