成長業界のIT業界。毎年早くから採用活動をはじめる業界のひとつなので、もうインターンに参加している人も多いのではないでしょうか。
先日、あるインターネット広告代理店で採用現場にずっといる人事の方とかなりの時間お話ししていて「IT・Web業界を志望する就活生で、差が付きやすいポイント」について考えていました。きっとこれから業界研究・企業研究をするタイミングの人に参考になると思うので、お話しします。
ちなみにわたしも前職はインターネット広告・Web制作事業をしている企業の人事であり、今もIT・Web業界のいくつかの企業の採用に関わっています。
IT・Web業界を志望する就活生で、差が付きやすいポイントは、その企業の業界内での役割とお金の流れを理解しているかということです。
かっこよくいうと「ポジショニングとビジネスモデル」ってやつですね。
【業界内での役割】
ポジショニングについては、IT・Web業界と一言でいっても、ITインフラ企業、PCやタブレットなどのハードウェア製造企業、ソフトウェア開発企業、メディア企業、メディアレップ(メディアの問屋さんのような)、広告代理店(得意な広告の種類で細分化されている)、インターネットリサーチ、制作会社、などさまざまな役割があります。もちろん、いくつかの役割を併せ持った会社もあります。
【お金の流れ】
またビジネスモデルとしても、スーパーやコンビニで売っているようなお菓子をつくるメーカーであれば、原料を仕入れて、製造し、卸売業者に販売してお金をもらうというビジネスモデルが主流でしょう。それが、IT・Web業界は役割によってお金が発生する名目が違うので外の人から見るとわかりにくいのです。
このあたりをわかっていないと、二次面接以降で落ちる可能性が高くなります。(がーん)
一次面接は基本的なコミュニケーションや人柄で通過しやすいです。しかし、二次面接以降で現場のマネージャーが出てきたときに、「なぜ当社なの?」「他に応募しているところは?」と聞かれて「Web業界の成長スピードが魅力的で」としか答えられなかったり、ぜんぜん違う役割のIT・Web業界をバラバラと応募していることがわかり面接官をがっかりさせてしまうのです。
実際は、なかなか学生の視点で全体感をつかむのは難しいのです。わかりやすく面接の場で教えてくれたら理解できるよ、って人が多いと思います。でも、ずっと現場にいる人は業界に慣れ過ぎていて、なかなか学生の理解レベルまで降りてきてくれません。
【どうやって調べていくのか】
だから、企業研究をするときは、IT・Web業界でどんな役割を担っている会社か?ということを主力のサービスと、競合他社の具体的な社名を教えてもらいながら理解を深めてください。これがポジショニングの理解につながります。
また、どんな企業がお客さんで、特にどんな名目でお金をもらっているのか(掲載料、コンサルティングフィー、製作費、利用料金など様々です)聞いてください。これがビジネスモデルの理解につながります。
この2点だけを企業研究で意識して取り組むとどんどん理解が深まってきますよ。IT・Web業界を見ている人に限らず、大事な2つの視点なのでぜひ他業界でも意識してみてくださいね。
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