「さいき海の市場◯」(大分県佐伯市) 郷土料理『ごまだしうどん』や寿司バイキングが楽しめました! | 全国のグルメ食べ歩き

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(※訪問時期が12月上旬の時間差更新です。)

 

 

 

 

大分県佐伯市の葛港にある、佐伯市を中心とした大分県内の業者による地産地消商品を扱う直売所『さいき海の市場◯(まる)』。

 

 

こちらは明治35年(1902年)に海産物問屋として創業した「佐伯海産株式会社」が運営していて、平成18年(2006年)10月にオープンしたとのこと。

 

 

様々な海産物やお土産類を販売していて、軽食コーナーでは郷土料理の「ごまだしうどん」やご当地ソフトなどがいただけるとのこと。

 

 

さいき海の市場◯内にある平成24年(2012年)10月にオープンした『鮮度壱番』では、佐伯市内で獲れた新鮮な魚介類や惣菜の販売、一貫ずつ選べる寿司バイキングもありとても魅力的。

 

 

 

 

この日は平日の木曜日、開店時間の9時半に行きましたが、開店直後から沢山のお客さんで賑わっていました。

 

 

元々は「ごまだしうどん」が食べたかったのでこちらを訪れたものの、軽食コーナーは10時からだったので、まずはお寿司を食べようと『鮮度壱番』へ。

 

 

寿司バイキングは一貫ずつお寿司を取ってパック詰めにし、持ち帰りでも2階のイートインコーナーで食べることも可能。

 

 

こちらは撮影禁止らしいのでお寿司のラインナップや価格は写真に残せず。

 

 

ネタごとに値段は異なりますが、平均すると税込で一貫200円前後という印象。

 
 

 

 

 

今回は黒サバフグ、黒ムツ、太刀魚、かぼすブリ、本マグロ中トロ、マトウダイを購入。

 

 

価格は本マグロ中トロのみ300円、あとは全部200円でした。

 

 

パックに記載されているのは1300円ですが、イートインだと税率が変わり会計は1324円でした。

 

 

2階には味噌汁の販売コーナーもあり、カニ汁、アサリ汁、あおさ汁、クロメ汁があって、飲みたかったクロメ汁は残念ながら今シーズンは終わりと書いてありました。

 

 

しかしどちらにせよまだこの時は営業しておらず、食べ終わった後の10時頃に営業を開始していました。

 

 

黒サバフグは少しかための食感で上品な旨味が乗った白身。

 

 

太刀魚は少し臭いがあり、結構歯応えがある食感。

 

 

黒ムツは特にネタが大きく、香ばしくしっとりとした柔らかな食感、脂も乗って美味しかったです。

 

 

本マグロ中トロは柔らかな食感で、身の旨味と脂のバランスが良くもちろん美味しかったです。

 

 

マトウダイはもっちりとした白身であっさりとした味わい。

 

 

かぼすブリはコリッと歯応えのある食感ですが脂の乗りはよく後味はサッパリ。

 

 

大分県は全国生産量第2位とブリの養殖が盛んで、「かぼすブリ」は全国生産量1位の大分産かぼすを餌に混ぜて育てた養殖ブリ。

 

 

2010年からブランド化され、出荷時期はブリに脂がのる10月頃~3月末。

 

 

ブリは他の魚よりも血合いが早く変色してしまうため、見た目の悪さから商品価値が下がるという問題を抱えていたそうですが、柑橘系の抗酸化作用をもつ「かぼす」をエサに添加することで鮮度を長く保つことができ、リモネンの効果により魚臭さが抑えられ、脂が乗りつつサッパリとした肉質に仕上がるとのこと。

 

 

一応ほのかにかぼすの香りもするといわれていますが、それは私にはわからず。笑

 

 

醤油がかなり甘めなのも九州ならではという感じ、これ大好きです。

 

 

 

 

 

 

この後は「ごまだしうどん」を食べに軽食コーナーへ。

 

 

「ごまだしうどん」は佐伯市で古くから親しまれている郷土料理で、農林水産省の「農山漁村の郷土料理百選」にも選出されているそうです。

 

 

ごまだしうどんは「ごまだし」という調味料を茹でたうどんの上に乗せ、お湯を注いで食べるうどん。

 

 

ごまだしはエソ類などの白身魚の頭と内臓を取り除き、皮がついたまま焼き、ゴマや醤油等を加えペースト状にして作った調味料。

 

 

佐伯市沿岸部の地域では、年間を通してエソの水揚げが多かったため、大量に獲れた時に保存食として漁師の家庭で作られていたものが始まりだそうです。

 

 

ごまだしはうどん以外にも、そうめんやその他の麺類、ご飯などで茶漬けにして食べられたり、料理の調味料に使用したりなど、応用方法は様々。

 

 

以前「味愉嬉食堂」というお店で食べたものが美味しかったので、佐伯に来たら必ず食べに行きたいお気に入りの料理です。

 

 

 

 

こちらのお店のごまだしうどんはオリジナルのものではなく、色々なお店から販売されているごまだし12種類の中から日によって使う種類が変わるそうで、この日は「大入島食彩館」のごまだしが使われているとのこと。

 

 

価格は500円(税込)でした。

 

 

そのままだと汁はお湯っぽい感じで、ごまだしを混ぜて味が付くこの独特なスタイル、とても面白いですね。

 

 

ゴマの香ばしい風味にじわっと広がる魚の旨味、うどんは細めでもっちりとした柔らかめの食感。

 

 

しっかり混ぜると全体的には少し薄めで優しい味わい。

 

 

薄かったらまた言うてくださいと提供時に言われたので、濃くすることも可能なのかもしれません。

 

 

 

 

食後はソフトクリームも食べたくなり、佐伯市ブランド品種「マリンレモン」を使った『マリンレモンソフト ミニカップ』230円(税込)を購入。

 

 

収穫時期は9月〜2月、普通のレモンと比べて香りの良さに定評があり、果皮のエグみや苦味が少なく、皮もそのまま食べられフルーティー。

 

 

未成熟の新鮮な状態のときに収穫するため表皮が鮮やかなグリーンなのが特徴とのこと。

 

 

香りがとても爽やかで、酸味は強いものの甘さも強くまろやかな味わい。

 

 

食後にピッタリなサッパリ味で美味しかったです。

 

 

食事だけでなく、お土産も買えて満足でした。

 

 

ご馳走様でした!

 

 

 

 

さいき海の市場〇

0972-22-0007

大分県佐伯市葛港3-21 

https://tabelog.com/oita/A4401/A440105/44000981/