(※訪問時期が7月下旬の時間差更新です。)
富山県の高岡駅すぐ近くにある、「富山ブラック」が人気のお店『らぁめん 次元』。
「富山ブラック」は富山県内で提供されているご当地ラーメンで、名前の通り真っ黒いスープなのが大きな特徴。
また、上から大量の粗挽き黒胡椒がかかり、比較的ネギの量が多く、麺は太くて少しかためのタイプが多いのもよく見られる特徴だそうです。
Wikipediaによると、1955年頃に富山市中心部で富山大空襲の復興事業に従事していた肉体労働者のための塩分補給として、醤油を濃くしたスープのラーメンを作ったのが起源とのこと。
塩辛い味付けは塩分補給だけでなく、ご飯を添えておかずとして食べることも意識した味付けらしく、客が店に白飯を持ち込んでラーメンと共に食べるというスタイルが生まれたそうです。。
元祖のお店として知られる「西町大喜」のものは確かにかなり醤油辛いですが、富山ブラック全般が辛いわけではなく提供店によって味は様々。
そんなに辛くないお店もあり、今回訪れた『らぁめん 次元』の看板メニューである「黒醤油」と名付けたブラックラーメンも、まろやかで飲み干せるスープなのが特徴だそうです。
黒醤油のレシピは3年かけて作り上げ、2004年にお店をオープンしたとのこと。
ホームページを見ると他に支店を展開しているわけではなさそうですが、らぁめん次元から徒歩3分の所に本格抹茶が味わえる「和風カフェ次元」という姉妹店はあるそうです。
らぁめん次元は高岡駅の北側すぐ近くにあるウイング・ウイング高岡の1階にあります。
駐車場は高岡市営中央駐車場を利用した場合は、駐車券持参で1時間無料になるそうです。
この日は祝日、お店には21時過ぎに訪問。
先客は3人と空いていました。
黒醤油に高岡名物コロッケ、とろろ昆布おにぎりが付いた「ご当地ぐるめセット」という、旅行者の私にとって魅力的なメニューもありました。
ただこの日すでに連食後でそんなにお腹に余裕がなかったので、今回は黒醤油ラーメンのみ注文。
【黒醤油ラーメン+味玉】870円(税込)
焦がし醤油とチャーシューの煮込みダレを合わせた特製ダレを使ったスープは、まさに富山ブラックという感じの真っ黒いビジュアル。
しかし濃口ながら見た目ほどの塩辛さは感じず、甘さも効いたまろやかな味わい。
塩気よりもむしろ胡椒のパンチが強く、後味がピリピリとしてクセになる美味しさです。
麺は小麦粉に「麺無双」を用いた多加水の中太縮れ麺。
よくスープと絡み、コシもしっかり楽しめる美味しい麺です。
ネギはシャキシャキでサッパリ、メンマはコリコリ食感、チャーシューはホロっと崩れる柔らかさで少し厚みがありました。
追加の味玉は黄身がしっかり固まって味付けは薄目、おでんに入っている玉子に似ていました。
やっぱり美味しい富山ブラック。
お店ごとの違いを食べ比べるのも楽しいです。
こちらのお店ではにんにくやみつきラーメンも人気らしいので、次回はそちらをいただきたいと思います。
ご馳走様でした!
らぁめん 次元
0766-25-2598
富山県高岡市末広町1-8 ウイング・ウイング高岡 1F
https://tabelog.com/toyama/A1604/A160401/16000088/